facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

災害で役立つラジオが"役立たない"? −追記

前回、民放ラジオ局パーソナリティの防災関連イベントを紹介し、その際"地下鉄等でもラジオが聴けるようにしてほしい"と記載しました。

で、実際に地下鉄でFMケータイを持参し聴いてみました。期間は東京メトロ銀座線、渋谷〜銀座間。ちなみに機種はFMケータイ最初期リリースのauA5503SA。


案の定(とは言いたくないのですが)、渋谷駅を出て地下へ入る頃から、銀座駅の地上への出口の階段に差し掛かるところまで、全く聴こえませんでした。

もしかしたら機種が古いために電波をキャッチしにくいのかもしれませんが、これでは、仮に震災で地下鉄に閉じ込められた際、全く役立ちません。


前回の記載内容で引用した記事にあるように、阪神大震災でラジオは最も役立ったもの(こと)として挙げられていて、万が一の際の教訓になりうるのです。ラジオを搭載した防災グッズ、"手回し充電たまご"J-WAVEの通販で売り切れている(8/29 21:50 サイトにて確認)という実績もあり、震災時にラジオ、という意識は高まっているのではないでしょうか。


しかもタイミングよく、今度はドコモから、"世界初のTV/AM/FM受信対応携帯電話「ラジデン」"が今秋発売というニュースリリースが入ってきました。ますます携帯電話でラジオ、との認識になっていくように思えます。


ちなみに、地上に戻る直前、FMケータイから差し込んできた音は、J-WAVEがラジオ日本等7局で、災害時に情報を発信します、というCMでした。その意気込みは分かりますし、万一の際は非常にありがたいのですが、まずは地下鉄(ビルの地下等も含めて)での被災時を想定し、その際の被害を最小限に食い止める為の地下鉄内ラジオ電波の発信を是非行って欲しいものです。