facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

再販制度を補強する「レコード輸入権」

7/9に公正取引委員会が発表した資料、「第4回著作物再販協議会について」(PDFファイル)を紹介し、過去の資料等についても記載しています。
再販制度に関連した話題も多く、自由討論の内容は興味深いです。その中から気になったところを挙げてみます。

(CCCD導入によって全体の売上は伸びているのか、との問いに対し)
全体の売上は伸びていない、むしろ減っているのかもしれないというふうに受け取った。ということは、違法なコピーをしている人たちが多かったから販売が低迷していたということではなくて、別の問題があるのではないか。もう一つは、コピーコントロールCDは本当にCDなのかという疑問を前回提示した。席上でははっきりしないという答えだった。DVDをセットにする売り方は違法な再販と思うが、CDは再販なのだから、何かをやるときにCDで売った方が事業者側にとってメリットがあるからということで、どうもCDにしがみついているような気がしてしようがない。違法なコピーを防ぐということではなくて、音楽文化の向上のためであれば、CDに傷を付けて音質を悪くして、それをさらに良くしようとして、それでお金もかかるから安くできないという状況になっている。それに対しては、消費者として、そして音楽ファンとして非常に疑義を感じる。ミュージシャンも嫌っているわけだから、再販制度があるCDにこだわるということをぜひやめてもらいたい。