facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

sarah(社団法人私的録音補償金管理協会)、山手線広告は刷り込み目的か

SEEDS ON HATENA『またsarahがキャンペーンやってる、、、』経由で、山手線でのsarahポスター掲示の件を知りました。
昨年も同じようなキャッチコピーにて宣伝してた記憶がありますが、sarahサイトにて同様の宣伝がありましたのでチェックしてみます。

SEEDS ON HATENAさんは記事の中で『一体広報活動を通じて、一般庶民にどうして欲しいのでしょうか。それがよくわからないのです』(引用させていただきました)と伝えていますが、私が思うに、sarahでのキャッチコピーからは、私的録音補償金制度が必要で将来はiPod等デジタルオーディオ機器に課金するのが当然の成り行きなのですよ、と訴えているように思えます。

デジタルオーディオの興隆が原因かMDの売上が低下し、2005年の補償金受領額は、2001年の約半分にまで落ちてしまっています。この利益確保のためにsarah側が躍起になって、一般消費者へのiPod課金正当性のインプリンティング(刷り込み)を行っているとみるのが妥当ではないでしょうか。とはいえ、過去に何度もこの制度自体の問題点を論議していたことを考えるに、制度自体の問題を棚上げにして利益だけを追求する姿勢には疑問を抱いてしまいます。

(それにしても現在の補償金支払い対象にDCCやDATがあるのには個人的に驚きましたが)