片面CD・片面DVDのソフト登場へ

ITmedia LifeStyle『片面CD・片面DVDの「DualDisc」、10月に登場』

DualDiscは片面がCD、もう片面がDVDになっており、既存のオーディオ機器などで再生できる。CDの面にはフルサイズのアルバムを収録、もう一方のDVDの面には同じアルバムをDVD-Audioなどで保存した高音質なバージョンや、ミュージックビデオ、インタビュー、フォトギャラリーなどのデータが入る。

(以上一部抜粋) 面白い媒体が登場した、と個人的には思います。しかし、以下の問題が絡んできます。

• NIKKEI NET 7/10付『公取委、ＣＤとＤＶＤのセットに「再販価格」はダメ』

公正取引委員会は9日までに、再販制度の対象の音楽用ＣＤと、対象外となっている映像ＤＶＤ（デジタル多用途ディスク）といった品目をセットにした商品を再販価格で販売しないよう業界団体に自主的な改善を要請した。公取委はこうした価格設定が独占禁止法違反にあたる恐れがあるとしている。
(中略)
公取委によると、対象外の品目を含むセットに再販価格をつけると、不当に再販売価格を拘束しているとして独禁法19条に違反する可能性がある。

(以上一部抜粋) セットで上記問題(しかも「着うた」同様、公取委・再販価格・独禁法関連というのが興味深いところです)違反の可能性なのですから、片面CD+片面DVDの組み合わせは難しいでしょう。しかしながらこのニュースの段階では公取委は"自主的な改善の要請"に過ぎず、改善せずにレコード会社がそのままリリースする、という可能性も否定できません。