facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

仏CCCD問題、刑事事件として処罰の可能性

melma!blog [The Trembling of a Leaf]『CCCD、刑事事件発展か(フランス)』より。

フランス司法当局が、レコード会社EMI Franceと音楽販売業者Fnacに対する捜査を開始した。両社には、自社商品のCDに、一部のオーディオで再生できないコピー防止技術を採用した疑いがかけられている。
 消費者からの苦情を受けて、これまで競争局不正防止担当部門 (DDCCRF)の地方支局がこの件に関する調査を行ってきたが、その結果報告を受けて予審判事が7月31日(現地時間)、捜査を命じた。

(以上、CNET Japanの記事より一部抜粋) 消費者の苦情が消費者団体、競争局不正防止担当部門を動かし(自らも調査を行い)、司法調査命令へ至っています。そしてこの「容疑」により、

企業幹部は2年以内の懲役と約45000ドルの罰金に処される可能性がある

(以上、CNET Japanの記事より一部抜粋) とのことで、非常に重大な局面を迎えつつあります。
日本の消費者団体にも、私達消費者がCCCDによる苦情をどんどん報告して動かしてみるのは如何でしょう。レコード会社はCCCDの苦情は受けない、としていますが、現代企業において、商品に責任を持とうとしない倫理観は明らかに間違っていると言わざるを得ませんし、傲慢な態度も甚だしく、とても許せるものではありません。
もっとも、仏の容疑は虚偽表示による詐欺罪とのことですが(melma!blog [The Trembling of a Leaf]『CCCD、刑事事件発展か(フランス)』より)、企業姿勢を声を大にして問う、ということも行ってみる価値が十分あるように思います。