facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

「ファイル交換ソフト利用実態調査」結果 追記

6/29の上記記載内容で、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会ACCS)と社団法人日本レコード協会RIAJ)が4月に実施した上記調査の問題点を指摘したのですが、この問題点について、コメントを戴いた旅烏さんが、自身のblog、万来堂日記にて記載しています。

今回の調査はそもそもランダムサンプリングにしていなかった段階で全くの問題外であること、その理由も明記しています。
そして、冒頭のコメントを一部抜粋。

まず、「ファイル交換ソフト利用経験者は240.6万人に」という表記自体がミスディレクション以外の何物でもありません。
読んでみたら、現在も利用している人数は94.9万人。
なんで「ファイル交換ソフト利用者は94.9万人」という見出しにしなかったの?
まあ、インパクトが薄くなるからでしょうね。

ミスディレクション、つまり『客の判断力を間違ったほうにそらせる手法。判断を誤らせる手法。見当違い、誤った指図。誤った方向に導くこと。心理的手法。フィジカル(physical 身体的)、サイコロジカル(psychological 心理的)、タイム(time 時間)の三種類がある。』(北見マキ ミステリー空間「ミスディレクションとは?」より。わかりやすい表記でしたので引用させていただきました)を、その調査のタイトルからやはり伺えてしまいます。
現在の利用者が減っている、という調査結果は、すなわち違法認識の啓蒙がされている証拠と判断できうるにもかかわらず、そのような表記にすることで、誤った啓蒙策と断言できるCCCD化をRIAJがより強固なものにしようとしていると考えるのは、自然なことではないでしょうか。