facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

『違法コピーを判別するコンテンツマークが制定』続報

上記のニュースに伴い、"ふっかつ!れしのお探しモノげっき"にて管理人のれしさんが自身のサイトにてコメントを発してます。

これでさー、並行輸入の規制とかやりかねねーよなぁ・・・これ貼る事でコントロールしたいってのがミエミエなんだけど

(以上、ふっかつ!れしのお探しモノげっき『本日2度目のネタ、統一マーク制定 海賊版対策で違法コピー判別』より抜粋)

著作権法改正に伴う輸入盤規制(来年1月1日施行)は元来「海賊盤規制」という表現により、多くの人間を騙し込んで(主に政治家。いや、海賊盤ではない云々の指摘による法案の矛盾を明らかにしても賛成多数に至った、とりわけ与党及び文化庁の行動は愚の骨頂としか言いようがありません)成立してしまったものです。そして法案の対象が並行輸入盤の規制へ至る可能性が非常に高いもの、と恐れられています。
もしかしたら、海賊盤の拡大解釈により、このコンテンツマーク(上記リンク先にマークが掲載されています)によって「並行輸入盤」も規制の対象になる可能性があります。いやむしろ、コンテンツマークの制定は、その並行輸入盤の規制を視野に入れたもの、と考えることも可能ではないでしょうか。
並行輸入の規制を畏怖する意見を9/2付コメントにて十六夜さんから頂き、その返答として"melma!blog [The Trembling of a Leaf]"の管理人、謎工氏から上記問題関連の質問主意書についてコメントを頂きました。十六夜さん、謎工氏に感謝申し上げます。

川内博史橋本清仁両氏の提出で、答弁書は来週の予定です。答弁は現在延長され、延長期限日は9/13となっています。答弁書が受領・公開されたら是非内容を吟味し、全くもってコンテンツマークが並行輸入盤を阻害しないかを確認したいと思います。

Microsoft "MSN Music"関連

個人的には舌戦やビーフ(中傷)合戦は好みません。無論サービス開始時に何らかの不都合が出ることで、早急に改善・マイナーチェンジされ、より消費者に向けて優れたサービスを提供してくれるのであればいい、舌戦とか情報操作とかしなくても最終的には消費者自身が優れたものを選ぶのだから、と思います(むしろ自分自身はビーフを行う方が大人気ないと考え、イメージダウンと捉えてしまいかねないのですが)。そういった意味で、早く日本で両サービスが開始し、実際に消費者として比較検討してみたいと思っていたところに下記のニュースが入ってきました。

OTO-NETA『MSN Music日本でも』より。著作権関連で果たして本当に今秋可能かどうかはわかりませんが、iTMSより先にという姿勢は買いかもしれません(見切り発車ではないと思いたいです)。

●追記
上記で「情報操作」と書いた内容に関連して、以下のニュースを取り上げます。

ソニー・ピクチャーズは2001年に公開された映画「ロック・ユー!」の宣伝で、「デビッド・マニング」という名の評論家のコメントを紹介、「(主演男優は)今年一番注目される新人」などと称賛していた。しかし、米メディアの調査で、この評論家が実在しないことが発覚。ソニーは他の3作品の宣伝でも同じ架空評論家のコメントを使っていたことから、映画業界で大問題となり、米カリフォルニア州の映画ファン2人が同年、観客にチケット代を全額返還するよう求める訴えをロサンゼルス地裁に起こしていた。

人々の評判というのは、時に宣伝云々よりも大きな効果があるように思います(特に公開後時間が経っても引き続き観客動員が衰えなかったりすれば、人々の評判が大きな力となっているのでは、と思うのですが)。その評判さえ捏造しようとするソニーピクチャーズの姿勢、架空の映画評論家の登場はあってはならないでしょう。会社の倫理観を問いたいところです。

NHKの驕りを弾圧せよ

9日には、衆院総務委員会で、海老沢勝二会長(70)の参考人招致が行われるが、疑惑政治家の参考人招致を“完全中継”してきた同局なのに、今回は「生中継しない」(海老沢会長)というから、首をかしげるしかない。自らのスキャンダルが取り上げられる国会審議を見せたくない気持ちはよーく分かるが、「みなさまのNHK」が聞いてあきれる。

夕刊フジの記事より一部抜粋。とりわけ、NHKは民放とは異なり、国民から受信料を徴収している以上、(無論企業も絶対に潔白であることは当然ですが)完璧に潔白でなければならないのは当然です。それが一連の不祥事、それもその徴収分を使った金銭の悪用の乱発、更に会長参考人招致の非中継…勝手にも程がありますし、国民は許してはいけないはずです。

付け加えるならば、これは経験談ですが、受信料の徴収が未払い対象者に深夜時間帯に行われていることも問題でしょう。自分の住む地区に、23時ごろチャイムを鳴らし徴収しようとした受信料徴収者がいましたが、(払っていない人がいることが問題というものあるかもしれませんが…とはいえそもそもNHKへの支払いが義務であることも問題だと考えます)宅配業者さえ荷物受渡が22時で限度となっているはずなのに、寝ている住人がいるだろうことも考慮に入れずチャイムを押し鳴らす姿は失礼極まりありません。金銭を払っていない人間への深夜来訪はある種の取立の姿勢と被り、気持ち悪いことこの上ありませんでしたが、もしかしたらNHKはこのようなモラルに欠けたやり方を奨励しているのでは、と考えてしまいかねません。しかも、その徴収者から伺ったところ社団法人(だったと聞きましたが)がNHKから委託され徴収しているとのことで、その社団法人を雇う費用も受信料から回しているとなると、なぜNHK社員が行わないのか、腹立たしくてなりません。ちなみに、決して受信料を全員が払えば問題なくなると考えていません。NHKの受信料を払うこと、そのものが問題ではないか、と考えています。

夕刊フジのタイトルを拝借すれば、NHKは何様のつもりなのでしょうか。ニュースれも指摘されているように、海老沢会長独裁国家であるとするならば、まずは当会長の参考人招致の生中継及び退任(もしくは解任)を求めます。嫌な方向にエゴが突出していると弥が上にも思ってしまいます。