facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

Microsoft "MSN Music"関連

個人的には舌戦やビーフ(中傷)合戦は好みません。無論サービス開始時に何らかの不都合が出ることで、早急に改善・マイナーチェンジされ、より消費者に向けて優れたサービスを提供してくれるのであればいい、舌戦とか情報操作とかしなくても最終的には消費者自身が優れたものを選ぶのだから、と思います(むしろ自分自身はビーフを行う方が大人気ないと考え、イメージダウンと捉えてしまいかねないのですが)。そういった意味で、早く日本で両サービスが開始し、実際に消費者として比較検討してみたいと思っていたところに下記のニュースが入ってきました。

OTO-NETA『MSN Music日本でも』より。著作権関連で果たして本当に今秋可能かどうかはわかりませんが、iTMSより先にという姿勢は買いかもしれません(見切り発車ではないと思いたいです)。

●追記
上記で「情報操作」と書いた内容に関連して、以下のニュースを取り上げます。

ソニー・ピクチャーズは2001年に公開された映画「ロック・ユー!」の宣伝で、「デビッド・マニング」という名の評論家のコメントを紹介、「(主演男優は)今年一番注目される新人」などと称賛していた。しかし、米メディアの調査で、この評論家が実在しないことが発覚。ソニーは他の3作品の宣伝でも同じ架空評論家のコメントを使っていたことから、映画業界で大問題となり、米カリフォルニア州の映画ファン2人が同年、観客にチケット代を全額返還するよう求める訴えをロサンゼルス地裁に起こしていた。

人々の評判というのは、時に宣伝云々よりも大きな効果があるように思います(特に公開後時間が経っても引き続き観客動員が衰えなかったりすれば、人々の評判が大きな力となっているのでは、と思うのですが)。その評判さえ捏造しようとするソニーピクチャーズの姿勢、架空の映画評論家の登場はあってはならないでしょう。会社の倫理観を問いたいところです。