facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

セキュアCDが"ウイルスの隠れみのになる"

mixi経由で知りました。

フィンランドのエフ・セキュア社は1日(現地時間)、ソニー・グループが発売したコピー制限機能付き音楽CDは、コンピューターウイルスに悪用される恐れがあると警告した。パソコンで再生すると特殊なソフトがインストールされ、それがウイルスの隠れみのになる危険性があり、注意を呼びかけている。

(記事より冒頭部分を引用)

セキュアCD再生用のソフトは一般ユーザーに見えない作りになっているのですが、その見えない作り、すなわちソフトの『隠れ方は、「ルートキット」と呼ばれるウイルスがパソコンに隠れる時と同じ手法』(記事より引用)であり、これがウイルス感染の悪用を招くと警告しています。
米盤はSony BMG、EMIがそのセキュアCD比率を高めていますが、アメリカ国内で大々的なセキュアCD批判を行っているという記事は出ていないようです(単に自分が知らないだけかもしれませんが)。しかし、今回の警告で、パソコンに被害を及ぼしかねない可能性が露呈された以上、消費者団体を使った、もしくはユーザー同士の連合においてのレーベル非難を行っていく機運が高まるのではないかと思いますし、そう願っています。レーベルが安全を保障しないものを販売する…一般の企業では考えられないことです。信用失墜で大打撃を招きかねません。音楽業界だから許されるという考えでも持っているのでしょうか。セキュアCD採用企業に聞いてみたいところです。