facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

音楽誌『bmr』2月号にて渡辺祐氏がJASRAC問題を指摘

J-WAVEやテレビ等で活躍するエディター/ライターの渡辺祐氏が、自身が連載するHip-Hop/R&B誌『bmr』2月号内コーナー「20世紀FUNKY世界遺産」にて、JASRACの取立て問題を指摘しています。以下、引用させていただきます。

あ〜、そうだ。音楽を掘る、という話で思い出したんですけど、最近、ジャズ喫茶やソウル・バーがどえらい額の著作権料を請求されて困ってるって話じゃないですか。そりゃあ、アーティストの権利は守られて当然ですが、過去に遡って請求されるもんだから額が半端じゃないのね。払えないっての、特にジャズ喫茶なんて。これはまあ単純にその金額を交渉する「業界団体」とかがあれば済んだことのようにも思える。放送局だったら民放連とかが交渉窓口になるわけでしょ。そういう組織、つまりは"チカラ"がないところにシワ寄せてるわけで、どうも弱い者いじめみたいな感じがしちゃうんだよなあ。だいたい音楽が好きでやってることとカラオケ"産業"を一緒にされてもなあ。なんとかならんのですか、ジャスラックの人。ま、bmrは読んでないか(笑)。

渡辺祐氏のコラムは毎回文章が面白く、愛読しているのですが(70年代のソウル・ミュージックが好きな方には是非読んでいただきたい、と思います)、この指摘部分に関してはいつになく真剣に記載しているという印象を受けました。JASRAC問題がメディアで取り上げられることはほとんどないので、これを機にJASRACの体制・やり方を正すべく、メディアは動くべきだと考えます。JASRACの方は読んでいたらコメントに書き込むなりbmrに問い合わせるなりして意見を述べてほしい、とも個人的には考えています。