『還流防止措置「輸入差止申立に係る対象レコードリスト」公表』追記 〜リスト内に洋楽が表記〜
1/14付で記載した『還流防止措置「輸入差止申立に係る対象レコードリスト」公表』に際し、『対象作品は(当然ながら)邦楽のみです』とコメントしたのですが、洋楽作品のクレモンティーヌのアルバム『30℃』があり、見落としておりました。
この件について、万来堂日記の管理人、旅烏さんが『30℃』のリリース元であるソニー(SME)に対し問い合わせております。以下、そのやり取りを引用します。
追々記:SMEに、以下の二点について問い合わせのメールを出しました。
・フランス人アーティストであるクレモンティーヌの「30℃」が還流防止措置の対象になっているが、これは当該作品が日本オリジナル音源であるなどの特殊な理由によるものか。
・また、上記「30℃」は2002年に発売されたものであるが、既に流通している音源については輸入禁止の表示はどうするのか。それとも、対象国である台湾にはこの音源はまだライセンスしておらず、これか生産する分については日本輸入禁止の表示をするのか。
(以上、万来堂日記『輸入権発動』より)
そして上記の回答。以下引用します。
・クレモンティーヌはフランス人アーティストだけれど、原盤権を日本法人であるウチが持っているので、扱い上は邦楽と同様になる。
・表示については、はい、きちんとします。
というわけで、この二点についてはガイドラインどおりですな。
(以上、万来堂日記『SONYから返事』より)
今のところはガイドライン通りです。しかし今後も注視していかなければなりません。
旅烏さんは、万来堂日記『輸入権発動』の中で以下のようにコメントしています。
アジア音楽のファンの方は、輸入盤が発売されるのに遅滞が起きないかどうか注視することをオススメする。輸入禁止品目が含まれているかどうかチェックするため商品が税関に滞留し、市場に流れてくるのが遅くなりはしないか。
(以上一部抜粋) とりわけ韓国文化が大きく日本のマスコミに取り上げられている現在、輸入盤遅延が起きやしないか、厳しくチェックする必要があります。また、韓国文化を特に注目している世代の方々にも今回の輸入盤問題を知ってもらい、全世代が一丸となって輸入権悪用を未然に防ぐべく監視する体制を築くのも一つの方策でしょう。