facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

日本レコード協会 機関誌「THE RECORD」9月号で掲載された前会長『「仏」を作る』発言

造反有理『「THE RECORD」9月号』より。

ここでの新旧会長の交代挨拶における依田前会長の発言が造反有理『「THE RECORD」9月号』に掲載されていますので、こちらでも抜粋させていただきます。

この制度導入の実現は、今まで以上に強固になった関係諸団体との連携、国会の諸先生方のご理解とご支援、法案を作成された文化庁のご尽力、経済産業省、知的財産戦略推進事務局他のお力添え等々、政財官民が一体となって誠心誠意取り組んだ成果であり、どれが欠けても成就できなかったものと考えています。特に、立法過程における議論の中で、国会の諸先生方にはご自身のご苦労を顧みず、知財立国の実現という国益の観点から制度実現にこの上ないご尽力をいただき、心強いかぎりでありました。まさに感謝の言葉が見当たりません。
 私としては、一つの法制度、いわば「仏」を作る過程に携わることができ、大変幸せでした。来年1月からの運用、すなわち「魂を入れる」ことについては、他の課題と併せ佐藤新会長にお願いすることになりますが、強力なリーダーシップを発揮して道を切り開いていってくださるものと確信しております。

政財官民、とは言うものの、民意が全くといっていいほど反映されず、依田氏が前会長を務めていたavexは、言わば消費者をコピーの犯罪者(予備軍)扱いしたCCCDを最初に、そして全編に渡って導入してきたことからも、民意を聞く耳を持たない人物だったと言っていいでしょう。しかもこれら民意置去りの諸制度の導入が『「仏」を作る過程』と言い切れるというのは、どう冷静に考えても驕り高ぶる行為です。仏は民意を聞き入れることの出来るものであるでしょう。その対極にある今回の制度導入過程は圧政であり脅迫です。

新会長が真の意味で仏の心を持った人間であることを望みます。