facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

キングレコード CCCD撤廃か

音楽配信メモ 8/9付より.
以下一部抜粋。

キングレコードが唯一発売したことがあるCCCD陰陽座「鳳翼麟瞳」)が、通常CD-DAになって店頭に出回り始めているそうで(7/31参照)。結局業界的に何となく「CCCDにしなきゃな」という空気の中CCCDを実験的にリリースしたのはいいけど、まったくもって効果がないし、ネガティブイメージの方が多そうだから、なし崩しにやめたということですか。でも、きちんとCD-DA版で再リリースするあたりは誠実な対応だとは思いますね。

本当に誠実な対応だと思います。そのキングレコードの状況を示しているのが、当のキングレコード所属のアーティスト、陰陽座のホームページに記載されています。

7/31付日記より一部抜粋。

僕たち(陰陽座)は、別に「CCCD」という方式に賛同したのではなく、所属レーベルであるキングレコードの「これからはCCCDでいきたい」という意向を正面から受け止め、新たな時代のスタンダードになるかもしれない手法に対して、臆することなく行動を起こそうというその「心意気」に賛同し、CCCD化を承諾しました。
しかしそのとき僕は一つ条件(約束)を出しました。「僕たちはキングレコードの心意気を買ってこれを承諾するのだから、万一この施策が途中で頓挫したり、陰陽座だけが「実験台」になって終わったりするようなことがあった場合、即刻「鳳翼麟瞳」を通常のCDに戻して発売し直してほしい」と。

結果、CCCDはスタンダードにはならない、とキングレコードが判断し、それ故のCD-DAでの再リリースなのでしょう。

ちなみに、キングレコードでのCCCD導入の経緯については下記を参照してください。

陰陽座以外のCCCDでのリリースは当時は未定でしたが、1年半以上経過しCCCD化がないということは、やはりレコード会社自身のCCCD導入否定の決断ということなのでしょう。