J-WAVE動向あれこれ
8/1付 TOKIO HOT100より
輸入盤、それもインディ(自主制作？)でリリースされた、ADRIANA EVANSの新作"Nomadic"からのシングル"REMEMBER THE LOVE(SAMBA SOUL MIX)"が登場3週目で9位です。前作が97年を代表するR&Bアルバムにして、当時のいわゆるオーガニックソウル(ネオソウル)を代表する一枚(しかもその後のリリースはなし)だった彼女の作品がこうしてピックアップされることに、局の感度の良さを感じます。他に、先週10位から18位にランクダウンした(ものの、10位内に入るのは見事な)ANGIE STONE FEAT. SNOOP DOGG"I WANNA THANK YA"、3週目で87位にランクインの戸田誠司"SO I'M IN LOVE"もいい曲です。戸田氏の作品は、リリースからしばらく経って、その良さが注目されている(平日昼帯の"VIVA ACCESS"でレコメンドアルバムとなりました)わけですから、そこにもJ-WAVEらしさというか、良い曲は良いというスタンスを感じます。
が、一方で悲しい知らせも入っています。
Lucy氏については、最後に担当する番組、BODY AND SOULが、改変期を待たずして7月いっぱいで終了している上、番組HPでは過去のオンエアリストやギャラリー等が観れなくなっています。これは明らかに不自然でしょう。何かトラブルがあったのでは、と考えてしまいます。
また、スカパーに関してはコチラを参照してください。
(以下抜粋)
[ＤＩＧＩＴＡＬ Ｊ-ＷＡＶＥは2004年9月30日をもちましてスカパー！での放送を終了いたします。長い間のご愛聴ありがとうございました。]
理由は定かではありません。ただ、自分も含め、東京以外で生活している(自分は過去に東京以外で生活していたのですが)人にとって、大都市以外でのFM局の少なさや音楽情報の少なさを補う為のスカパーでのJ-WAVEはかなり重宝していると思うのですが。地方のコミュニティFMでJ-WAVEの番組が結構利用されている状況は局の重要性を顕著に現していると思うのです。しかし、コミュニティFMではJ-WAVEの時間は限られていますし、地方のケーブルテレビではJ-WAVEの導入局は多くありません。全国的に聴けた局が丸々消える、というのはあまりに唐突で、リスナー意見を無視していると思ってしまうのですが、大袈裟でしょうか。
誠に個人的な見解ではありますが、上記の2点でJ-WAVEの魅力が薄れてきています。局自体の感度が(他局と比べてですが)まだきちんとあるだけに、残念です。
