facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

東芝EMIの愚行−9/23発売のKRAFTWERK再発(国内盤)がきれいにオールCCCD化

上記、津田氏のサイトより。最早、憤り以外の何者も覚えません。

この件について、津田氏のコメントを以下に抜粋します。

わはははは。バカだねぇ。デジタルリマスター台無し。しかもクソ高い。ロックの歴史に確実に名を残すであろう名盤を再発でCCCD化するのは音楽文化への冒涜だとかそんなこと言おうかとも思ったけど、ばかばかしいのでやめ。輸入権が恣意的に行使されちゃったら、そう遠くない将来、日本人の若者は「名盤」をCCCDでしか楽しめないようになるのかもね。コンポの寿命を気にしながら名盤を楽しむ。スリルとサスペンスを音楽鑑賞という文化に持ち込んだという意味で、CCCDはロックでありパンクだ。
(中略)
矢井田瞳のベストもCCCD化される昨今、東芝EMIのやることはもうよく分かりません。中途半端なことやるくらいなら、いっそのこと全部CCCDにすりゃいいのに。エイベックスやSMEの方がいっそ清々しいよ。
(追記)
ちなみに、東芝EMICCCD問題を扱ったロッキンオンの特集で、取締役がインタビューに答えていて、「再発カタログはCCCDにしない」って発言してたらしいよ。朝令暮改もいいところ。一事が万事こういう対応だから、リスナーは不信感しかレコード会社に持てなくなるんだよ。一体何を信用すればいいんだ! って話だよね。アホくさ。ロッキンオンもいい面の皮だな。

発言の重さを全く分かっていない取締役の愚かさは、著作権関連の問題において判って来た、音楽業界上層部の消費者への裏切り・愚行の、端的な表れと言えるでしょう。そもそも、Kraftwerk本人はどう思うのでしょう。自分達の音楽が安心して聴けないわけですから。
また、厳しい物言いは承知で、ロッキンオンは、CCCD問題に言及した以上、今回の東芝の愚行・裏切りについて取締役の虚偽の発言を「信じて」掲載した以上、音楽業界に鉄槌を下す覚悟で今後臨まないといけないでしょう。まず確実に、今回の件で音楽ファンのロッキンオンへの信用が失墜したのですから。音楽業界から干されるかもしれませんが、そのくらいのことはやらないと、誰も戦わず、消費者だけが裏切られる構図が出来上がるのです。戦いを挑む、消費者の立場に立つ音楽評論家が、現にその東芝から音源を渡されないという悪行が生じてるのです。
関係ないかもしれませんが、今回の裏切りで、以前話題になった(のではないでしょうか)、東芝社員のクレーム対応の酷さの問題を思い出した次第です。