facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

客を大切にしない業界は滅びよ

管理人のtakaaki110さんの上記の記載内容に激しく共感を覚えます。

音楽業界は、まぁ、輸入権だのCCCDだの色々ありましたけど、ゲーム業界の方も中古販売撲滅運動が復活するとかいう噂がありますし、プロ野球業界も、連日ニュースでやってますけど仲間内でだけ話してるし。
この業界の問題は運営側、参加側、消費側(観戦側)の三方向が納得できるようなものがないと解決できないはずなのに、運営側は自分達だけで解決しようとしている、もしくは解決できると思い込んでいる節があるような気が。

プロ野球については自分は詳しくはないのですが、ライブドア社長の近鉄買収への名乗りを、かの巨人渡辺オーナーは一蹴しました。自分の知らない人は排除するかのような姿勢を見て、国会での著作権法改正の審議における公明党議員の「誰だか知らない人」発言を思い出した次第です。
問題は、あたかも業界権力者の構想(音楽業界での著作権法改正による輸入CD規制への動き、ゲーム業界の中古店規制、プロ野球業界の10チーム1リーグ制)、その構想ありきの一元論で進行し、現場・お客様の意見を排除・完全に無視という、自身の権力を都合よく振り回すその構造にあります。プロ野球に関して言えば、近鉄の社長の、合併反対者への圧力もあり、尚更その傲慢さが見て取れます。
音楽業界では今のところ大規模な不買運動は起きていませんが、プロ野球ではストライキもあり得るのでは、と報道されているようです。正直言えば、不買・ストの動きはもっとあっていい、と思います。客を「お客様」をいう扱いを怠り、ぞんざいに扱うばかりの業界には、荒業であれどそのような方法で目を覚ましてもらうということも必要と思います。
そういえば、プロ野球業界の問題に関し、以下の発言がありました。

TBS「アッコにおまかせ!」やっていた特集を見ると、堀江社長が31歳なのに対し、球団オーナーは平均69歳、その差38歳。やっぱりこの38歳の差が影響してるんだろうか。

(以上、はてなダイアリー - 一万五千円日記「お客様を置いていく3つの業界」より一部抜粋)
自分もアッコにおまかせ!を観ました。そこでの和田アキ子さんのコメントを聞いてたのですが、渡辺オーナーへの意見を述べる際に、あたかも彼に嫌われて業界を干されかねない、かのような前置きを発していたのです。和田アキ子さんでそうなのですから、(どの業界でも噂されていることでしょうが)権力者に嫌われて干されるのを恐れ、どのマスコミもマスコミに関わる人間全て、渡辺オーナー批判はしない、しないのが得策という状況になっています。
言うならば、そのような状態が更に権力者の横行を強めているのです。権力者の横行は、マスコミが本来の性質を忘れ、正義の概念を捨てていることに等しいと考えます。批判できないマスコミも問題ですが、権力者とその恩恵に群がるだけで冷静な判断・発言を省かれた業界は、最早許すことなど出来ません。監視の目を注ぎ続け、彼等自身の自浄作用に賭けたいとは思いますが、ただそれでも駄目な場合は厳重な処罰を与えないといけない、そんな思いです。