facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

6/15 緊急フォーラムで挙げられたAmazon.co.jpの話に対するAmazon.co.jpからの返答

  • 上記に関する記載内容はコチラを参照してください

Amazon.co.jpで輸入盤が購入できない?との疑問を、はてなダイアリー - 源にふれろのlaazさんが直接Amazon.co.jpに連絡し、回答を受けています。

Amazon.co.jpからの1度目の返信内容では不安が払拭できず、再度きちんとした内容(輸入盤継続の意思を示して欲しい、とも)を嘆願する質問をlaazさんが提出したところ、再度返信をいただいたとの事です。laazさんの行動には凄く感服しています。
以下、返信内容及びlaazさんの見解を抜粋します。

このたびは、当サイトの輸入盤音楽CDのお取り扱いにつきまして、お客様に分かりづらい点がございましたことをお詫び申し上げます。また、前回のご案内が最新の情報ではなくお客様にお手数をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます。
当サイトの見解につきましては、6月18日現在、お客様ご自身でサイト上でご確認をいただくことはできませんが、これからも輸入盤音楽CDをお求めやすい価格でお客様にお届けするよう、いっそうの努力を重ねて参りますことをご案内いたしております。また、6月4日に衆議院文部科学委員会委員長に提出した書簡を掲載いたしておりました。
輸入音楽CDにつきましては、6月3日付で国会で可決した邦楽レコード還流防止にかかる著作権法の一部を改正する法律案に関し、その適用範囲を、ライセンスを受け外国で販売された邦楽レコードの輸入(いわゆる「逆輸入」)に規制がかけられる結果となりました。そのため、逆輸入の音楽CDのみAmazon.co.jpではお取り扱いすることができなくなる見込みでございます。
2005年1月1日からは規制のため、ごく一部の商品のお取り扱いはできなくなりますが、輸入盤音楽CDのお取り扱いそのものが無くなるというわけではございませんのでご安心ください。当サイトでは引き続き法律で規制された逆輸入盤CD以外のお取り扱いを継続することで意思表明のかわりとさせていただきたいと存じております。
ご参考までに、今般衆参両院を通過しました「著作権法の一部を改正する法律案」に関し、5月21日より当サイトにて「輸入音楽CDに関するAmazon.co.jpからの重要なお知らせ」を掲載いたしました。これに対し、当サイトの見解へのご支持および法案に関する憂慮を示す、1,000通を超えるEメールをいただきました。お客様を含む、ご意見をお送りくださったお客様に深く感謝申し上げます。

取り扱いできない輸入盤というのが、全体の中でどの程度になるかは現段階ではわかりませんが、amazon.co.jpがこうしてきちんと意思表明していただいたことには感謝いたします。メールに対する対応も素早く(両方とも1日以内に返事が来た)、内容もとても丁寧でした。

きちんと、『逆輸入盤CD以外のお取り扱いを継続すること』を明記していることに、(無論法の悪用如何では不当な規制を被るかもしれませんが)安心感を抱きました。何より返答が早く(それも1日以内で)、お客様へ対する誠意の対応が見受けられたことに、(嫌味な言い方は承知で)レコード会社や文化庁の消費者無視の姿勢とは対極をなす、これぞ消費者を相手に商売する会社のあるべき姿、と感じています。