facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

鬼束ちひろ、突然事務所との契約打ち切り

既に音楽ニュースサイト等で取り上げられている鬼束さんの情報。報道内容はコチラ。気になった箇所を以下に抜粋します。

今年3月17日に東芝EMIからベストアルバム「シングルBOX」をリリースした。しかし、東芝EMI関連会社の同事務所の公式HPには「『シングルBOX』は、あくまで販売元である東芝EMIが企画したものであり、鬼束ちひろ本人の意向による作品ではありません」とのメッセージが掲載されていたことなどから、アルバム発売をめぐって何らかのトラブルが発生した可能性も指摘されている。

関連:前所属事務所 メロディー・スター・レコ―ズ株式会社鬼束ちひろに関して
所属レコード会社・所属事務所のアーティストのインデックスからも彼女の名前が削除されています。
シングルBOXの詳細についてはコチラを参照してください。
推測の域は出ないものの、ベスト盤をリリースするつもりは彼女にはなかったのではないでしょうか。3月という決算期のベスト盤リリースは、レコード会社の決算対策としてアーティストの意向は無視される、との憶測を、私が以前書いたコラムで示しました。
通常ならばベスト盤はシングル1曲目(古い言い方ですが「両A面」ならば2曲目も)を集めて作られるもの。彼女はそのやり方を嫌い、最後の抵抗手段として過去のシングルをパッケージにしたBOXという形でリリースしたのではないか、と考えます(価格面も税込7000円と、正直割高な印象を受けますが)。
体調不良とも言われていますので、体調面を理由に契約満了、とも考えられますが、一連の著作権法改正でレコード会社の怠慢が露呈されている現状において、ベスト盤への見方を改めて考えると上記の推測が成立してそうで恐怖を覚えます。
兎に角、彼女はいい歌い手だと思いますので、一刻も早く戻ってきて欲しい、と切に願います。