8/4『Spirits Of Life 夏祭りSpecial』＠赤坂MOVE
赤坂MOVEで数多くのライヴを行ってきた有志が一堂に会する恒例イベント、『Spirits Of Life 夏祭りSpecial』に行ってきました。
早速その模様を振り返ってみたいと思います。
①michael
初観賞。サングラス等、風貌が醸す雰囲気は彼が敬愛するという浜田省吾さんそのまま。ただ、如何せん歌詞が聴き取り難い歌い方だったのがちょっと残念でした。雰囲気が似るのはいいとしても、より真っ直ぐな歌い方をしてほしかったところではあります。カントリー好きということですが今回はカントリーに根ざした曲がなかったのも勿体無いな、と。和製カントリーっていうのに興味があっただけに残念。機会があればカントリースタイルも聴いてみたいところです。
②渡辺都
2日連続観賞。「ジャパニーズ・スマイル」でのギリギリまでに張り詰めた空気から生まれる声が凄く心を揺さぶってくれました。そういえば、ジャパニーズ・スマイルっていう本を、かの中島みゆきさんが執筆してたのです
。前にも書いたのですが歌い方、醸す世界が中島みゆきさん的だな、と。昔みゆきさんファンだった自分にはとても嬉しかった発見です。ノスタルジック度満点の「蛍」も良かった。曲によって声の表情が全て異なり、曲の存在感を飛躍的に増していくのが素晴らしいです。
③川上大典
"大強運"以来の観賞。今回披露した3曲、特に新曲の「スターマイン」でのAメロのキャッチーさは言わずもがな、サビのメロディも良く、20分の持ち時間の中で強烈な印象を与えてくれました。その「スターマイン」は最近の好調ぶりを示すにふさわしい1曲。明るめの曲調が増えた中でも特に強力なインパクトを与えてくれます。次回は8/7の後藤冬樹さんワンマンのオープニングアクトに抜擢されての出演！ 楽しみです。
④涼〜そよぎ〜
ほぼMCなしで4曲を立て続けに披露。どんなに短い時間の中でも凛とした印象とさわやかな余韻を残す彼らのライヴは、観る度にその堂々とした風格を増していくように思えるくらい、実に格好良いステージでした。相次ぐCDのリリース、その反応をきちんと吸収し徐々に手ごたえを感じているのでしょう、最新作収録の「声」「砂時計」も味わい深く、涼〜そよぎ〜にしか醸せない雰囲気を出していたように思います。
⑤徳留泰治
初観賞。メロディラインの綺麗さには結構惹かれるものがありました。全編打ち込みで披露してたのですが(他のアーティストと差別化を図ってたのは買いだと思います)、音のアンバランスさからかギターの音がほぼ聴こえなかったのと歌詞が聴き取り難かったのが勿体無かったですね。メロディラインを改めてじっくり聴きたいな、と思います。
⑥しみずまなぶ
徳留さんが"動"のイメージならば(徳留さんは結ステージ左右に何度も移動し、観客を煽っていました)、しみずさんは"静"の世界。しかし、バラード主体の穏やかな曲調の中にも、歌声に宿る情熱が凄まじく、シングル曲「ヒューマニズム」や名曲「ハッチ」等、圧倒的な存在感を放っていました。相変わらず高音域の声も見事。その中でも、出だしの低音域(しみずさんの声は、低音の穏やかさも実に心地いいのです)とサビの対称が見事な「ハイ＆ロー」にとりわけ強く惹かれました。
⑦川上タカユキ
ドラムに冨田廣佑さんを迎えてのステージ。冨田さんとのセッションを観るのは初めてでしたが、実に心地よかったですね。昔から組んでるかのような安定感あるセッションで、ベースの中野さん＆冨田さんのリズム隊がしっかりタカユキさんをバックアップしていました。新曲の「熱視線」(曲名聞いた時に、てっきり安全地帯のカヴァーかと思いました。このオリジナル曲も実に格好良く、バンドでの音が似合う曲)、そして「アイスクリーム・ブギ」でふたりに演奏を任せてブルースハープを弾く姿も様になっており、新たな一面を見た感じがします。
⑧竹内真
MCでうちをネタにしてくれてありがとう(笑)
もはや安定感抜群、トリにふさわしいステージを披露してくれました。すっかり1曲目が定位置となった「against heart」、そして「流れ星」〜「goodbye my friend」のメドレー(時間が限られているのでメドレー形式にしたと思われるのですが、その流れのスムースさが見事！)と一気にたたみかけ、竹内真ワールドの真髄を魅せてくれました。最後も定位置になった感のある「ふつうのうた」で終了。心地よい余韻を残してくれました。
贅沢なラインアップで心地よいライヴでした。このメンバーでのセッションも観てみたかったなと思うのですが、贅沢なお願いかもしれませんね。
