facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

著作権法改正へ---パソコンや音楽プレーヤ内蔵のHDDなどが俎上に

はてなの杖日記1/18付より。以下に報道内容を抜粋します。

文化庁が2006年〜2008年をメドに実現を目指す、著作権法の抜本的な改正に向けた検討項目がまとまった。文化庁の諮問機関である文化審議会 著作権分科会 法制問題小委員会が「著作権法に関する今後の検討課題」と題する報告を2005年1月17日にまとめた。主にハード・ディスク装置(HDD)やパソコンを用いた音楽の録画、デジタル放送やブロードバンド配信の本格化など、コンテンツのデジタル化を踏まえたものである。
今回の報告は、法制問題小委員会の上位組織である文化審議会 著作権分科会での承認を経て、2005年1月末にも正式決定される見込み。文化庁はこの報告を基に、2005年2月下旬以降、著作権法の改正案を順次検討する。改正に向けた議論が順調に進んだ課題については、早ければ2006年1月からの通常国会著作権法改正案を提出し、2006年度の施行を目指す。
報告では現在の著作権法が抱える課題として16項目を指摘している。これらの課題は「検討の対象とすることが適当であると考えられる課題」としている。今後の法制問題小委員会などで、著作権法改正をすべきか否か、改正する場合どのように改正するかを議論することになる。

デジタル化を迎えるに当たっての新たな指針が導入されるであろう動きは予見できますが、デジタル化にあたり、ともすれば音楽をパソコンに取り込むことさえもNGに当たる可能性が出てくる(言い換えればそういう方向に改正支持者は持ち込む)、という不安があります。報道では「録画」と記載されてますが、録音の可能性も否定できません。ともかく、新たな火種が出てきている以上、注視が必要であることには変わりありません。