facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

輸入盤CDに明記されたFBIからの警告『私は犯罪者ですか?』

先月末から購入した輸入盤CDの裏ジャケ(購入CDは、Tonex&The Peculiar People"Out The Box"、Sweetback"Stage[2]、Trina Broussard"Same Girl")を見ると、見慣れないマークが表示されておりました。このマークを下記のサイトでチェックできますので、まずは参照することをおすすめします(詳細が記載されております)。

SweetbackとTrinaのCD盤自体にもこのマークが記載されています。5月中旬に自分が購入したTeena Marie"La Dona"には記載されていないのでこの動きは5月下旬から、と推測できます。
マークには"FBI Anti-Piracy Warning:Unauthorized Copying is Punishable Under Federal Law"と記載され、直訳すると、「FBIによる著作権侵害者(海賊盤侵害者)反対の警告:許可されていないコピー行為は連邦法において懲罰が可能である」(上記サイトでは『海賊盤への警告:違法コピー』(以上抜粋)と訳されています)、となります。
以下は全くの私見ですが、はっきりいってこのような文章を見たときに、あたかも自分が犯罪者になったかのような気味の悪さを覚えてしまいました。無論違法コピーは行っていませんが、その警告(という啓蒙活動)にFBIの名が使用される、ということは弥が上にも自分が加害者になって罰せられるのでは、という意識を植え付けられた、そんな感じがします。
こういった啓蒙活動は(無論違法コピー自体は問題です)、聴く人間の良心に訴え、逆に違反者には今まで以上に重い刑罰を課すのが良いのでは、というのが自分の考えです。ですから、良心に訴えるということでは、以前紹介した戸田誠司氏のコメントには深く共感します。
恐らくはそういった啓蒙活動がどれだけ浸透したかを数値で図れないという前提が、法制化や強烈な警告でもって統制する、という動きになってくるのでしょう。しかし、それが純粋な音楽ファンを犯罪者扱いし、音楽離れを加速させるのでは?という懸念を強く抱いています。

このタイトルに関しては、こちらから拝借させていただきました。