facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

都合の悪いことは隠蔽する体質を糾弾せよ

以下、記事より抜粋。

政府は22日、2003年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数)が過去最低の1・29になるとの中間報告を5月24日にまとめた後、2週間以上公表しなかったことを明らかにした。
(中略)
6月9日夕には年金局長ら厚労省内の関係部署に説明されたが、坂口厚生労働相や厚生労働次官らに報告されたのは、出生率が新聞報道された6月10日になってからだった。

愚の骨頂です。厚生労働省の内部体質の問題かもしれませんが、管轄する上層部、厚生労働大臣の責任でしょう(当の坂口厚生労働大臣は『今回は(厚労相への)中間報告もなかった。反省として、国会の状況がどうであろうと早く示すことが大事だった』と述べてますが真偽が疑わしいと言わざるを得ません)。
都合よく報道内容を隠蔽・操作し、国民の不利益を善しとする政府並びに官庁の体質は、(以前からも明らかになっていますが)音楽ファンにとっては著作権法改正法案の一連の動きで痛いくらいにその愚かさを実感した次第です。次の選挙は現在の体質を問う為の大事な手段であり、唯一の正当な手段であることを肝に銘じなければなりません。
自分が共感した、THE JAP HARDCORE PUNK HOMEPAGEさんの見解を以下に抜粋します。

公職選挙法に抵触しない様にするつもりです。しかし、棄権や白票は現状の政治に賛成している事と同義だと思います。つまり、棄権や白票は6/3に可決された著作権法改正に賛成していると言う事でしょう。どの立候補者に投票するかは各個人の自由です。ちょっと話しが逸れますが日本国憲法第15条(2)に「すべて公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない」と明記されています。文化庁の役人も公務員、国会議員も公務員ですね。言おうとする事はもう分かるかと思います。それにしても、憲法全文読んだのは大学以来なんでつくづく勉強不足だな〜と痛感しました。後、不満秘め、無党派沈黙・・・ここで注目する点は引用すると>投票率が低ければ自民党に有利、というのは、もはや政界では常識だ」の一文でしょう。更に、参院選を前に自民党久間章生幹事長代理は「高い投票率だと(与党への)批判票が出て嫌だ」と言ってはばからない。>引用ここ迄、という文も見逃せません。現状の政治(年金強行採決著作権法改正(改悪)等他にも数知れず)に不満があるのならTV見てうだうだするより投票という行動を起こす事がまずやるべき事ではないでしょうか?まぁ、与党は7/11は雨が降る事を期待してるのかもしれませんが。キャッチコピーが付かないなら「怒りの音楽ファンが参院選を変える」な〜んてのは大袈裟ですかね〜?>どっかの民放幹部さん

THE JAP HARDCORE PUNK HOMEPAGEさんでリンクされている毎日新聞の社説も必読です。

選挙は義務ではありません。しかし、個人的には、義務にしないと現在の日本人(平均として)の政治意識はどんどん薄れて下がっていくのではないか、という懸念もあります。
若い人たちの政治無関心は否定するつもりはありませんが(現に自分もそうだったので)、逆に身近な問題(音楽も中古関連もそう)にも政治が介入し不自由を被る可能性が極めて高いことをもっと大きくアピールしていけば、若い人たちに政治参加のムーブメントを起こせるのでは、とも思います。若い人たちだからこその勢いを、うまく反映させることができればとも思うのです。