facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

笹山登生氏コメント「いま、おもえば、やはり拙劣だったレコード輸入権反対運動」←「笹山登生の掲示板」

上記書き込み以降、高橋氏、謎工氏の書き込みもあります。この内容は皆さんに読んでいただきたいと思います。


笹山氏の手厳しい意見、きちんと受け止めなければと思います。最初、「拙劣」との発言に憤りを覚えましたが、自分の大人気なさを憂いました。その厳しい意見を咀嚼、反芻した上で、少しずつ冷静さを取り戻しながら以下に私見を記載します。

おそらく冷静に、そして政治の現場を熟知する笹山氏からすれば、「特定政党色の濃い運動」が、このような結果を招いたのかもしれません。政治の動向や性質を知って動くのが法案を変えることに繋がったということはありえないことではないと思います。
しかし、まずは、少なくとも反対の意見を汲んでくれる政治家の方が名乗り出てくれたことに大きな驚きをもちましたし、その方が偶然民主党の議員であったと思います。なによりも一政治家として消費者の意見に耳を傾けてくれたこと自体をまずは尊重したいと思うのです。
笹山氏の書き込みされた内容は、私達が知らない政治世界を知るきっかけにもなり、情報は凄く嬉しいです。ただ、笹山氏の発言を咀嚼、反芻した上で、私が思うには問題はそれ以前に、

  • 政党色以前に政治家個人がきちんと消費者の意を汲むかどうか
  • 「修正案可決でまわってくると困る参議院国体の思惑」(以上引用)という体質(参議院体質を非難する声は本日J-WAVE"PRIME ANGLE"のコメンテーター、入江たのし氏も挙げていました)

にあるものと思いますし、そもそも

  • 政党色が強くなると、そもそもの問題を見ようとせずやみくもに野党だから意見は聞かない、という与党体質(その逆もあると思います)

にも問題があると考えます。

政治という独特の気質ばかりを批判してしまうのは自分でも如何なものかと思っています。ただ、今回の件で多くの方が政治への無関心を払拭しようとしている、と考えますしそう感じています。結果はこうなってしまいましたが、今後政治の認識が変わっていくことにも繋がるものと思います。理想論と笑われるかもしれませんが、今後の政治気質を変えて行きたいと心から思うようになりました。


○追伸
1時間以上もこの文章を書き直し続けましたが、未だ冷静な視点で書き込めてない嫌いもあります。誰にも不快感を与えるつもりはありませんが、不快に思われた方がいらっしゃったら本当に申し訳なく思います。