最近の『輸入盤CD規制問題』に関する記事、掲載情報
- 週刊SPA! 5/25号(5/18発売)「カルチャー大学批評学部」コーナー(P102〜103)…執筆は音楽配信メモの津田氏
- Hip-Hop/R&B専門誌 blast 2004年7月号(5/20発売)「WHO PROTECTS US FROM YOU? -WHAT WILL HAPPEN TO IMPORT CDS?- "店頭から輸入盤CDが消える!?"」(P86〜89)
- 朝日新聞 5/20夕刊 「輸入CD規制に広がる不安 著作権法改正案」
- 東京スポーツ(中京・大阪・九州) 5/24 「洋楽輸入盤が販売禁止に!?」(社会面掲載)
- Yomiuri Weekly 6月6日号「割安「輸入CD」が消える?レコード業界「音楽鎖国」の愚挙」(P28)…執筆者はジャーナリストの中島恵氏。小田嶋隆氏のエッセー&ストーリー『小田嶋隆のメディア評「ワイドシャッター」』でも関連記事
●追記
本日5/26付東京新聞にて『著作権法改正 輸入盤CDが買えない』という記事が掲載されています。
(情報元:melma!blog [The Trembling of a Leaf -「音楽障壁」粉砕編-])
(以下、一部抜粋)
細かい理屈はともかく、輸入盤は値段も含め競争があるのに、国内盤は再販売価格維持制度に守られ、“高値安定”がはっきりしている。
ところが今国会で著作権法の一部改正が実現すると、CDの流通に大きな懸念が生まれる。同一内容のCDの国内盤と輸入盤の価格差が開くと、簡単な表示で輸入盤の頒布目的の輸入、所持が禁止でき、違反は処罰される。禁止されていないCDまで、税関が一律に持ち込みを止めたり、経費増を嫌う業者が取り扱いをやめることも予想される。
(中略)
安い輸入盤が、国内盤製作にかかわる者の著作権、著作隣接権を侵害するとの理由も、一般国民にはわかりづらい。むしろ、高い国内盤しか買うなという業界擁護策に見える。輸入盤が消えれば、音楽ファンは高い国内盤にもそっぽを向き、音楽文化が衰退すると心配する声も強い。消費者団体のほか音楽評論家も今回の改正に反対している。
業界は欧米のCDの輸入禁止を否定する。しかし問題は口約束ではなく、その気になれば発動できる条文が法律に加わることにある。
参議院先議ですでに可決された改正法案は、近く衆議院で審議が始まる。付帯決議などでお茶を濁すことなく、法案はいったん廃案にすべきである。
強調したのはあくまで私自身の意思です。かなり踏み込んだ内容であるのと同時に、このような見解をきちんとメディアが示してくれた東京新聞に感謝しています。本当に今回の法改正の愚かさを糾弾してくれています。