facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

春ドラマ低調?

愛し君へが1位。ただ数字(21.9%)には納得してないのでは。個人的には映画がそこまで当たってなかったのでこの数字は妥当だ、と。
観て思ったのは、正直クサい。そのクサさは心地良いのではなく、不自然なんです。

  • 1人でバスケして笑う岡田義徳
  • 出会い頭にナンパの如く写真撮りまくる藤木直人
  • 急停止した車の運転手、眼の異常を覚える藤木直人、に心配するどころか自分の欲情をぶつける黒谷友香
  • 挙句、亡き弟の話を切り出し悲しみに浸る藤木直人に、弟の形見の笛を持ち出していきなり吹く菅野美穂

…今作品は演出が古臭い。その古臭さはボタバラの如く笑えるものではないのが救いのないところ。離婚弁護士の斬新且つ流れを更に流暢にするカットを観ると尚更。演技力はあると思われる菅野美穂さんまでが不自然な臭さを醸して、観てて痛いです。
それと、泉谷さん・森山未來さんの親子喧嘩のシーン、そこでかかってる音が異様にコント。というか、ウォーターボーイズで2番手を好演していた森山さんがこんな位置になってるのは勿体無い。

一方でフジテレビは、火10アットホーム・ダッドが2回目も17.4%を堅持。この時間はどの局も安定して数字取れなかった(Nステは別)ので自信を持ったかな。火9が良かったら流れで更に数字を、と思うのですが前クールもファイヤーボーイズ(なぜに原題を副題に格下げする必要が?)で失敗しながら僕と彼女と彼女の生きる道は堅実に取れたので、流れはあまり重視してなくても大丈夫と踏んでるのでしょう。

フジ以上に危機感を抱いているのではないだろうか。TBS。渡鬼が20%取れてない。これは想定外でしょう。2回分、イラク事件で中断等された(でもそれは全局で言えること)とはいえ、SP含め1回も到達していないのですから。金曜の2時間SP等、これまで以上に前宣伝過多(しかもコンビニ流通網にラーメン類まで)だったのを察すれば、何かしらの危機感は抱いてたのかもしれません。

それ以外も

と、低調。

オレンジデイズホームドラマ!は好きで毎回観てるのですが。愛し君へのクサさと同じクサさを出しながら、自然な演出と演技に長けた−というよりイメージ相応なのか−俳優陣で満足のオレンジデイズ北川悦吏子さんはクサさの自然な魅せ方を分かってらっしゃる、と思いながら、単純に二番煎じ感は否めないのでしょうね。とはいえ内容はいい。
TBSに軽部さんがいれば、ドラマを見るより大きなきっかけを作ってくれるはずなのにね。初回視聴率は当日中心の朝昼番組の宣伝が大。2回目以降は質に因る、と勝手ながら解釈。