アメリカiTS、アルバムにより柔軟な価格設定を導入か?
ふっかつ!れしのお探しモノげっき『アップル、アルバムにより柔軟な価格設定を導入か?』経由。
以下、記事より抜粋。
デジタル音楽時代の問題のひとつになっていることがある。例えば、あるアルバムに収録されている曲を1曲99セントで2、3曲買って、そして、数回聞いた後、やはりアルバムを購入したいと思ったとする。
問題は、残りの9曲を個別に購入するか、9.99ドルを払ってアルバムを購入するかの2つの選択肢があるのだが、いずれの方法をとっても、すでに購入した曲について何の恩恵を得られないために、なんとなくアルバムを購入する意欲がそがれてしまうことである。
つまり利用者が楽曲を入手しないばかりか、音楽業界もお金の一部を宙に浮かせていることになる。
ある情報筋がCNET News.comに伝えたところによると、Apple Computerとレコード会社はこの問題に取り組み始めているという。iTunesの顧客はまもなく、アルバムを購入する際にすでに購入したシングル曲については恩恵を得られるようになるかもしれない。
となると、これまで購入したシングル分の価格について値引きの恩恵を得られるということですね。アメリカのアルバムとシングルの関連性として、不確かですが
シングルリリース→エアプレイ好調ならばアルバムリリース→シングルカット
という形で、アルバムリリースから1年以上経過してもシングルを切る例が多く、アルバムの長期販売戦略を行っているように思いますので、このようなiTSの戦略は功を奏するのではないかと思われます。
さて、日本ではどうなのかというのは今後の展開ですが、アメリカと異なり
シングルを複数リリース→アルバムリリース(アルバムからのシングルカットはほとんどなし
という展開が一般的ですし、アルバムではアルバムヴァージョン収録という形も散見されますので、ニュースのような動きがあるかは微妙と言っていいでしょう。