JASRACの横行
coool!「出たぞ障害者イヂメ!」より。サイトでリンクされている内容を以下に記載します。
以下、記事より一部抜粋。
地域とのふれあい、社会参加をめざす障害者たちがスタッフとなって経営している喫茶と軽食の店、コーヒーハウス「ぱれっと」=宇治市小倉町蓮池175、小倉接骨院ビル2階=で開かれているサタデーナイトコンサートなどの演奏活動に社団法人日本音楽著作権協会=JASRAC、東京都渋谷区上原、吉田茂理事長=が著作権料の支払いを要求していることがわかった。ぱれっと関係者も著作権保護そのものには理解しながらも「うちのような団体でも支払わなければならないなんて。支払額によっては赤字になってしまう」と、思わぬ事態に戸惑っている。
ぱれっとは小倉接骨院を経営する両角万昭さんがビル新築時に建物スペースの一部を福祉に提供したい――と同市福祉部に相談したのをきっかけにバリアフリーの店として2000年秋にオープン。店内では障害者団体、地域住民たちの手づくり作品展を開いている他、英会話教室や絵手紙教室、コンサートなど多彩なイベントも企画。講師や出演者もボランティアで支援協力してきた。
ところが喫茶店などでコンサートを開く場合は作詞作曲家への著作権料支払いが必要だ――として使用料支払い手続きをとるよう求めてきた。
(中略)
「ぱれっと関係者とは現在交渉している。一般の喫茶店とは違うことはお話をお聞きしてわかったが、私たちは作家の方から権利をお預かりしている団体。他店との公平性もある。とかく目に見えないものに対して使用料を支払えというのは酷いんじゃないか、みたいな風潮があるが、著作権者の権利は保護されるべきもの。喫茶店という形態である以上、免除規定もありません」と、見解。要は使用料徴収免除はできないという考え。
規定云々の問題を理由に、JASRACは徴収を実行しようとしています。
実際にJASRACの問題は今に出てきたわけではなく、
という問題も過去に発生しています。この件を取り上げてきたOTO-NETA「新潟の老舗Jazz喫茶にJASRACが552万円ふっかけ」では、
地元でジャズイベント開催事務局などを行い、地域の文化振興にがんばっているお店らしいので、JASRACの見せしめ目的のようなアプローチに反感が沸かざるをえません。
(以上抜粋) とあります。
となれば、JASRACはどの店舗にも、きちんと各店舗に応じた徴収システムを構築することはせずに、獲りたい時に搾取する方式にて、しかもJASRACという権利の名の下に行使する、という、極めて傲慢な方法で搾取ている、と弥が上にも考えてしまいます。しかもJASRACの槍玉に挙げられている店舗が老舗の、地域振興を積極的に行う店舗や福祉施設という良識を持つ店舗…こういったやり方はまさしく虐めのやり方ではないでしょうか。
どこで見たのか定かではないので推測の域は越えませんが、最近演歌が売れなくなってきたことがこういった搾取に拍車をかけている、とも言われています。であれば、売れなくなり利益が入ってこなくなれば搾取を行う、というのがJASRACの操業方法なのでしょうか。いずれにせよJASRAC内部を一度暴く必要があるでしょう。
ちなみに、coool!「出たぞ障害者イヂメ!」では、下記のサイトも紹介しています。
●追記
上記サイトで今回の件について詳しく記載されています。特に障害者の為の観点、社会福祉の観点から今後の方向性を示す手立てが記載されています。私達が手を差し伸べ、JASRACに働きかけることも出来るのではないでしょうか。必読です。
上記関連(d.e.plus「福祉の喫茶店からも著作権料徴収」より)
- コーヒーハウスぱれっと ホームページ
- 著作権法 第五款 著作権の制限…障害者に対しての緩和措置である第三十七条について、改正を視野に入れる必要があるかもしれません
- 笹山登生氏の掲示板
d.e.plusのtami606さんと笹山登生氏とのやりとりがされています。注目すべき点が多々挙げられており、とりわけ笹山氏の見解(多角的な視点)は注目です。以下に、掲示板より注目すべき箇所を取り上げてみます。
- 笹山登生氏のホームページ「笹山登生の政策行動(障害者にやさしく、柔軟な著作権法の適用を訴える)」…笹山氏が2000年4月に文教委員会で示した内容
- JASRAC議員の音楽家、玉木宏樹氏のホームページ 掲示板
●追記
上記問題にて的確な見解を示している笹山登生氏が、自身のblogサイト"Sasayama’s weblog"にて、上記問題をまとめられています。