facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

輸入禁止期間、6ヶ月の妥当性

高橋健太郎氏のblog、owner's log by Kentaro Takahashi「銀座で」より。以前高橋氏が推測していた『J-POPのレコードの大半は発売から6カ月以内に売り上げの90%以上を売っている』(以上抜粋)ことの裏付けがなされています。

こうした実情から考えても、発売六ヶ月後に輸入盤(還流盤)の禁止措置が解かれても、もはや、レコード会社に大打撃を与えることはないのが分かります。その頃には中古盤も出回っているでしょうしね。輸入禁止を解除して、時限再販も解除して、美しい自由競争のあるマーケットが六ヶ月後には出現する。これがいいじゃないですか、ねえ。

(以上抜粋)
大打撃は少ないどころか、ほとんどないでしょう。輸入禁止期間を6ヶ月以上に延長させることに対して、大打撃がない以上必要ない、と言えます。
仮にレコード会社側がそれでも6ヶ月以上を要求するのであれば、その具体的な理由をデータに基づいて詳細に伝えて欲しい、と思います。私見ですが、発売後6ヶ月以上経ってもアルバムが継続して売れるというのは、(勿論その作品が名盤たるクオリティを持っていることが前提ですが)レコード会社の宣伝等プロモーション(特に発売して以降−直後ではない−の活動)のレベルも問われるのでは、と思うのです。明確なプロモーションという自社努力が見られないにも関わらず、それでも6ヶ月以上を要求するのは如何なものか、と思ってしまいます。