facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

ラジオでの放送内容

「asakuma-jp/annex - 著作権法改正の実態を知るためのシンポジウム」にて、放送内容が書き起こされています(管理人のnoeさんは著作権法改正法案関連の一連の報道を書き起こしされています。ありがとうございます)。内容はこちら↓
2004.5.30OA/FM COCOLO Far East Satellite #87

内容については、音楽評論家の藤川毅氏、民主党佐藤謙一郎議員等のインタビュー、5/27の横浜市民集会での参加者インタヴューと共に、今回の問題で民主党が最終的に党全体で法案に反対するきっかけとなった、佐藤議員宛ての一通のメール(その送り主の方もインタヴューに答えています)を取り上げ、今回の問題がメールやブログ等で話題に上がってきている(その問題提起の場としてのメールやブログの大きさ)ことを大きく取り上げています(とりわけ、今回の反対運動のきっかけとなったメールを焦点に挙げています)
一方で、法案改正推進派の自民党小林興起衆議院議員の推進理由も本人インタヴューで取り上げられていますが、どうもその推進理由を、小林議員自身が理解されていない様子(他の議員の伝聞で賛成する、権利者の意見だけを聞いているような様子)であることが伺え、現行の諸々の法案成立過程に疑問符を抱かずにはいられませんでした。
そして法案改正の反対意見として、ドクター中松こと中松善郎氏のインタヴューも放送されましたが、これが的確な意見で聴いてて納得しました。

(内容を抜粋)
アーティストを本当に守る為の法律改正なのか、それともそうではなくて、今のメディアを売る、または製造する、メーカーを守る法律(改正)なのか、つまり金儲けの為の法律(改正)なのか、と。私はどうも、金儲けの為の法律(改正)だと見てます。金儲けの為に法改正していいものかという気がします。また、逆にそういうことをすれば、これは一種の鎖国ですから。鎖国になれば必ず文化の流通は悪くなるし、ユーザーとしては、またアーティストとしては非常に望ましくない。鎖国状態ってのは。
だから何を持って議員が動き出し、また議員連盟まで作るのか、そして何を持って法改正までするのか。本質を見てないというか。要するに外国から安いのが来ちゃ困る、という非常に単純な利益追求、その考えからやってるとしか思えない。他に何のメリットがあるのか。何のためにわが国にプラスになるの、と疑問に思います。

●追記…自民党小林興起衆議院議員の発言内容が文字起こしされています
はてなダイアリー - 源にふれろ 5/31付「Who Got A Mail」にて、laazさんが上記小林議員の発言内容を文字起こしされています(laazさん、ありがとうございます)。
尚、上記で自分が書き起こした中松義郎氏の発言は、ラジオ番組の構成上、小林議員の「(中略)じゃ、そういう素晴らしい音楽をつくってらっしゃる方のね、保護してあげますよ、そういう気持ちになるじゃないですかね(笑)」(以上抜粋)のすぐ後に述べられています。
小林議員は明日・明後日の審議をどのような形で捉えていくのでしょう。