facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

輸入盤価格の比較検討

R&Bのリリースとして今月の目玉になるであろう、R.Kellyのアルバム、"Happy People/You Remind Me"(2枚組)の価格を検討してみます。R.Kellyは前作(オリジナルアルバム)の"Chocolate Factory"が大ヒットした経緯もあり(昨年のビルボード年間チャートは13位)、今回の作品は2枚組ですがミリオンセールスが期待できるものと考えます。

無論1枚だけで比較するのは野暮かもしれませんが、売筋商品に関しては薄利多売で売り込むものというのが考えとして持ち合わせている自分にとって、外資レコード店の価格設定には疑問を感じずにはいられません。日本のAmazon.co.jpと大手外資系販売店との差が異様なまでに大きく、とりわけタワーレコードより約1000円も安い(Amazon.co.jpは通貨レートに左右されてしまうということがあるにせよ、ですが)というのは、Amazon.co.jpが店舗を持たないからとか云々ではなく、店舗規模により大量仕入が可能なはずの(と捉えている)、外資レコード店が企業努力を怠ってしまっているのでは、という考えさえ抱いてしまいます。Amazon.co.jpが異常に安いというのもあるでしょうが、この歴然とした差には驚かずにいられません。
噂の段階でしかありませんが、夏前から外資レコード店での新譜価格が値上がりしたということも聞いています。推測の域を越えませんが、輸入時にレコード会社から何らかの足かせを与えられているのか、もしくは国内盤を販売するよう指示され、それが濃く倍版発売日までの高価格維持になっているのか。無論悪しき想像でしかありませんが、それにしても気になります。

●追記
アメリカでは同シリーズひさびさのヒットとなっているコンピレーション"Now 16"(04/7/27発売)に関しても価格を比較検討してみました。

コンピレーションの性質上、日が経てば売れなくなる恐れが高いので少数しか入荷せず価格が高騰する、という私見を持ち合わせていたのですが、Amazon.co.jpの安さに比べ、他の高騰ぶりは異様なほど、と言っても過言ではないでしょう。また、ビルボードで1位を記録した作品(8/28付、3週目で2位をキープ)が在庫ゼロで長期待ちというタワーレコードの対応は如何なものでしょう。

いずれにせよ、この価格設定対応では消費者は納得いかないのでは、と思います。