facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

個人的な事情ながら多忙につき、更新出来ていませんでした。

今回の参院選の結果、自分は一票を投じてきましたが、会場が伽藍とした印象を受けてしまいました。案の定なのでしょうか、投票率はさほど変わりのない結果となりました。そしてその結果は、自民敗戦、民主順調(とはいえ大躍進とは思えません)、そして公明の堅調ということになってしまいました。
政治論に関しては以前にも紹介した各サイトを参照すればいろんな考えが分かると思います。で、自分自身は、未だ輸入CD規制をはじめとする著作権法改正があまり多くの人に浸透していないのでは、ということを強く抱いてしまいました。なので(ちょっと更新できてなかったのですが)引き続き、微力ではありますが、一人でも多くの人に危機を伝えて、政治の世界にも関心を持っていただくよう、動いていこうと思います。

曽我さん一家涙の再会 各局高視聴率

上記参院選の関連といえば関連ですが。
拉致被害者の曽我さん家族の再会を報じた各局の番組が軒並み高視聴率を獲得しました。
(以下、記事より抜粋)

TBSは当日午後6時55分から8時54分まで曽我さんの特別番組枠を設定。7時15分に望遠カメラで撮影された、曽我さん夫妻の抱擁シーンを生中継したほか、8時26分ごろには、各局に先駆けてタラップの真下から撮影した夫妻の感動の対面シーンを放送した。その瞬間前後に記録した最高視聴率は26・0%、平均でも15・9%に上った。
NHKも「ニュース7」の放送枠内で夫妻の再会シーンを生放送し、平均20・2%、瞬間最高視聴率25・9%を記録した。ドラえもんなど通常番組を返上して曽我さん家族の特番を組んだテレビ朝日も、瞬間最高が17・2%に達した。

無論、再会は悲願であったわけですから、素直に嬉しく思います。
しかしながら、例えば再会の瞬間の抱擁のカメラの接近や、そもそもの再会のタイミングが参院選直前であったことを考えれば、穿った見方なのは十分承知ですがどうしても自民党参院選へのイメージアップの切り札、と考えてしまうきらいがあります(そのタイミングに関しては証言があるのですが→コチラ)。
この報道加熱が、参院選で少なからず影響した、と考えると、そのやり方の卑劣さはとても許しがたいものがあります。

欧州版iTMS、インディ作品の音源も配信へ

ソフトでの翻訳は訳がところどころおかしいので、原文との比較をおすすめします。
iTMSの好調がインディの扉を開けたのでしょう。また更に、確実に日本との配信格差が拡がっていきます。

着実にレーベルゲートを促進するソニーの動向

ふっかつ!れしのお探しモノげっき「ま・・・当然でしょ。」より。首相発言が「人生いろいろ」の作者の関係者から訴えられているらしいですが。
気になる内容を以下に抜粋します。

ソニー、「レーベルゲートCD」仕様→「レーベルゲートCD2」仕様に再発。
第一弾として29タイトルを6月21日に、第二弾として90タイトルを7月7日にそれぞれリリース・・・

アホらし。これこそムダの極地。そのうち、レーベルゲートCD3とか、4とか5とバージョンアップしていってさ、その度に再発してくんだよーー、あーアホらし
とことん呆れております・・・・(-_-;; そんなふーにゼニ使うんならもっと有効に使おうよー。もっときちんと再発してよ、CCCDじゃなくてさ。その方が売れるかもよ。

で、確認しました。

以下、上記サイトから抜粋。

<お知らせ>
このたび当社は、現在「レーベルゲートCD」仕様で販売をしている商品を、順次「レーベルゲートCD2」仕様に変更することにいたしました。第一弾として29タイトルを6月21日に、第二弾として90タイトルを7月7日にレーベルゲートCD2仕様にて出荷を開始いたしました。既にお客様にお買い上げいただいた商品および特約店にて現在販売されている商品については、従来どおりお使いいただきお楽しみ下さい。レーベルゲートCDとしてのパソコンへのインターネット複製サービスについても引き続き提供をいたします。

本当に消費者を考えて行っているのでしょうか。そのようには全く思えないのですが、如何でしょうか。これだけCCCDの問題を指摘したにも関わらず、暗黙の了解の如く、都合よく扱われている現状はエゴとしか言いようがありません。いくら仕様変更しても、十分な消費者への理解を得ないまま(そして再生不良等の問題点も議論されないまま)断行したCCCD内での仕様変更である以上、納得できるものでは決してない、と断言します。
ちなみに、レーベルゲートCDのサイト内、CDプレイヤー等での再生についてのお問い合わせを一部抜粋します。

Q33 「コピーコントロールCD(当社はレーベルゲートCD)を再生するとプレーヤーが壊れる」という噂を聞きましたが。
A ソニーミュージックでは、2003年1月からこれまで、レーベルゲートCDを発売しておりますが、レーベルゲートCDが原因でプレーヤーが壊れたという事例結果はございません。また、コピーコントロールCD(CCCD)を発売している他レコード会社からも、CCCDが原因でプレーヤーが壊れた場合があると連絡を受けたことはございません。万一、CCCDによってご利用のプレーヤーに不具合が生じた場合には、発売元のレコード会社、オーディオ機器のメーカーにご相談ください。当社商品につきましては「CDプレーヤー等のお問い合わせ」フォームからお知らせくださるようお願いいたします。(商品名、オーディオ機器のメーカー名、型番、具体的なトラブル内容等をご記入いただくフォームとなっております)

本当に、他レコード会社も事例結果を受け取ったことはないのでしょうか。先述のJASRAC取立て問題とあわせて、事例結果を送った人がいないか、募りたいと思います。一人でもレコード会社に「壊れたのですが」と報告していれば、上記のソニーの発言内容は虚偽であることが証明されるはずですし、そこから抗議行動を起こすことも出来るのではないでしょうか。

文化庁の「還流」の見解は違っていた

唖然とする話が出てきました。音楽評論家高橋健太郎氏のblogから一部抜粋します。

例えば、「還流」の定義について、先週、僕が耳にした文化庁の見解は、文部科学委員会でも、あるいは文化審議会著作権分科会でも、一度も説明されていないものです。「還流」というのは、日本に原盤のある音楽が海外にライセンスされ、その国で発売されたレコードが日本に逆輸入されることである。誰もがそう考えてきたのではないでしょうか?
ところが、文化庁の見解は違ったのです。
こんな見解を法案成立後に「後出し」することがまかり通るとした、国会軽視もはなはだしいでしょう。

詳しい内容は後日記載するようです。

何気に自分も文化庁関連である記事を読み、激しい憤りを覚えてしまっています。まるで人を見下したかのような態度は、彼等の常套手段なのでしょうか。