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- 著作権法改正、動向注視と情報共有者のblogリスト←d.e.plus「CD輸入規制/改正著作権法のBlogリスト作りました。」
- 反対運動の検証及び今後の動向を考える→「笹山登生氏の掲示板」
- 著作権法改正案の、現在に至るまでの流れを知る
- 報道:ITmedia ライフスタイル「改正著作権法、来年1月施行へ。残された手段は……」
- 5/28、6/1、6/2の衆議院文部科学委員会議事録:衆議院-会議録より「文部科学委員会」→各日付を選択
- 著作権法改正法案が官報に掲載→官報P138
- 社団法人日本レコード協会 著作権法改正法案の成立について
- 謎工氏のブログはこれまでの動き、経緯を知る上で必読です→melma!blog [The Trembling of a Leaf]
- 一連の審議における検証が必要な問題←avex関連の問題はこちらより
- 「次は中古規制」という「知的財産戦略」の悪用(と断言する)←次は中古規制に向かう
- 6/8 タワレコ・HMV共同記者会見←報道内容
- 声明に関するタワレコインタヴュー記事…ITmedia ライフスタイル「万一の際には抗議も辞さない――輸入CD問題に関するタワーレコードの考え」
- 政治参加を考える…at most countable:『「政治アレルギー」の正体(シリーズ:CCCD問題の深層)』
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- 日本版iTunes Music StoreがMora並みの制限でもオープンするべきか←OTO-NETA
- BIGLOBE Music「海外盤CD輸入制限ってどう思います?」
- 参議院選挙立候補予定者へのアンケート…BENLI「アンケート2004」
- CCCDリスト→「連邦」より
朝日新聞社説「輸入CD――ファンは怒っている」
(情報元:音楽配信メモ)
- 社説関連:東京新聞 6/18付 「輸入CD規制 厳しい監視を怠るな」
法案可決後、高橋健太郎氏等が文化庁とコンタクトを取り始めたことに関しても記載されており、メディアが法案成立後もきちんと火を絶やさぬよう追いかけていることが現れています。「絶えず」の注視が十二分に必要になりますね。この動きに歓迎します。寧ろ、メディアを世論が動かし注視するよう呼びかけている、と言えるのかもしれません。
日本レコード協会のおぞましい動向
社団法人日本レコード協会が以前発表した(PDFファイル)「日本のレコード産業2002」について、取り上げています。
この中で、「日本のレコード産業の課題」という項目において、
日本のレコード産業も例外でなく、オーディオレコードの生産実績は3年連続して前年を下回り、かつてない厳しい状況におかれています。デジタル化・ネットワーク化の進展は、我々の生活に大きな変革と恩恵をもたらす一方で、音楽においては違法あるいは過度な複製を助長し、音楽文化発展の基本である「創造のサイクル」に危機をもたらしております。
とし、その対策として、
さらに最近顕在化している中古CDの流通問題に関しても、立法化に向けた活動を展開してまいります。
と宣言、しかも輸入権創設・公衆送信権の創設と合わせて立法化へ向けて「中古CDの流通に関する法整備」を明記しているのです。
(以上、枠内は抜粋させていただきました)
この流れを見れば、以前の知的財産戦略本部会合での金子一義行政改革・構造改革特区担当大臣の発言はその前提を踏まえている、と言ってもあながち間違いではないでしょう。(内容はコチラ)
ということは、中古CDで安くは勿論のこと、廃盤等で音源が手に入りにくくなった過去の名盤を探し出したり、その音を聴いて触発され新たな音を創造しうるかもしれない未来の創造者を生み出すということを(極端な言い方ではありますが)真っ向から否定する、というものであることは明白であり、その立法化(たとえそうならなくてもその考えを明示した)時点で、真の意味での「創造のサイクル」は壊れてしまいます。
付け加えれば、日本レコード協会が発行する(PDFファイル)「THE RECORD 2004年6月号」にて、
平成16年度事業計画
(中略)
[4]著作権・著作隣接権等に関すること
(中略)
③レコード保護期間の延長
米国、EUを中心としたレコードの保護期間延長の動きを注視しながら、日本においてもレコードの保護機関を発行後「50年」から「70年」に延長するため必要な活動を行う。
(以上抜粋)(情報元:ふっかつ!れしのお探しモノげっき「やっぱりなぁ・・・(呆)」)
と明記しています。これは、以前著作権法改正法案衆議院審議の際に日本レコード協会会長の依田氏が「保護機関は50年が適当」と言い切ったことを更に助長し、明文化することで日本レコード協会として推進する、ということに他なりません。
で、保護機関をそれだけ増やせば逆に手に入らない作品がもっと出てくるはずですから、中古盤の存在は更に大きな意味を持つのではないでしょうか。保護機関の延長・中古盤規制の向かう先は、結局として「高い国内盤CD(極めてCCCDという可能性が高い)しか購入できないという選択肢の抹殺」に他なりません。そこまでして国内盤を買わせたいということの現われに、日本レコード協会、レコード業界のエゴが見えてしまうのは自分だけでしょうか。
はっきり言ってしまえば、愚の骨頂です。
一度、日本のレコード会社に所属するアーティストに、例えば「中古CDを購入したことがありますか?」「レンタルしたCDを聴いたことはありますか?」(レンタルさえ許されなくなるのでは、というきらいがあります)、そして「それらのCDから影響を受けましたか?」等の質問をしたらどうでしょうか。極端な話なのは承知ですが。
音楽不況を怠慢だと思う
N@Blog「音楽不況を怠慢だと思う」より。映画産業の成熟された流通戦略、というAppleスティーブ・ジョブズCEOのITmediaでのニュース記事を軸に、N@Blogさんで音楽業界の現状を「怠慢」と断言しています。
衰退していくモデルにしがみついて、平気な顔で問題のしわ寄せを顧客に転嫁してしまうのは「怠慢」以外の何ものでもありません。
激しく共感します。
(情報元:d.e.plus「news clip」)
輸入禁止期間、6ヶ月の妥当性
高橋健太郎氏のblog、owner's log by Kentaro Takahashi「銀座で」より。以前高橋氏が推測していた『J-POPのレコードの大半は発売から6カ月以内に売り上げの90%以上を売っている』(以上抜粋)ことの裏付けがなされています。
こうした実情から考えても、発売六ヶ月後に輸入盤(還流盤)の禁止措置が解かれても、もはや、レコード会社に大打撃を与えることはないのが分かります。その頃には中古盤も出回っているでしょうしね。輸入禁止を解除して、時限再販も解除して、美しい自由競争のあるマーケットが六ヶ月後には出現する。これがいいじゃないですか、ねえ。
(以上抜粋)
大打撃は少ないどころか、ほとんどないでしょう。輸入禁止期間を6ヶ月以上に延長させることに対して、大打撃がない以上必要ない、と言えます。
仮にレコード会社側がそれでも6ヶ月以上を要求するのであれば、その具体的な理由をデータに基づいて詳細に伝えて欲しい、と思います。私見ですが、発売後6ヶ月以上経ってもアルバムが継続して売れるというのは、(勿論その作品が名盤たるクオリティを持っていることが前提ですが)レコード会社の宣伝等プロモーション(特に発売して以降−直後ではない−の活動)のレベルも問われるのでは、と思うのです。明確なプロモーションという自社努力が見られないにも関わらず、それでも6ヶ月以上を要求するのは如何なものか、と思ってしまいます。