facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

速報! 署名締切が延長されました!


当初、5/6郵送期限だった著作権法改正と輸入CDの規制についての反対署名の郵送期限が、5/25に延期になりました! 署名が終わって何ができるか、何をするよう呼びかければいいかを考え続けていたのですが、これは素直に喜ばしいこと。短期間で10214名分の署名が集まった(しかもメディアの報道がほぼない段階で、です)のですから、これからの約2週間、メディア報道が始まっているこの時がチャンスなんです。何もしなければ始まらないわけですから、是非動き始めませんか?

詳しくは海外盤CD輸入禁止に反対するを参照してください。

J-WAVE GOOD MORNING TOKYO、川内議員電話出演の「NTT DATA Listen Up!」


5/7の放送で今後の動向をチェックすると言っていたジョン・カビラ氏が有限実行してくれました。川内議員の電話出演で今回の問題を取り上げてくれています。


noeさんが書き起こしてくれたココをチェックしてください。
(noeさん、ありがとうございました)


そして、GOOD MORNING TOKYOのHPで、今日の音声ファイルが早速配られています! これは是非聴いてください。
ジョン・カビラ氏、今回の法案を「改悪案」と言っていますよ。

音声ファイルはコチラ

今、何ができるかを考えてみました。

署名は5/6に郵送締切、となりました。国民の知らないところで知らないようにして通そうとしていたこの法案を、衆議院で通してはなりません。
反対運動は日増しに加速度的に上がっていて、で、今事の事実を知った皆さんも、署名に参加していただいた(自分を含む)皆さんも、ブライアン・バートン・ルイスさんが言ってた「今が(この法案を反対する)チャンスの言葉を信じて動かなければいけないな、と思います。

で、これからできることをリンクを貼って示したいと思い、以下に羅列します。



○「衆議院での審議に関わる国会議員に意見を届けよう」

与野党理事に声を届ける
議院・文部科学委員会所属議員連絡先


海外盤CD輸入禁止に反対するのページに記載されています。ここが署名運動の発端でしたね。署名は1万を突破した、との報道もあり、政治家が今回の法案に矛盾や疑問を感じさせる大きな一撃となっていると思うのです。なので、もう一押し!ですね。



○テレビ・ラジオ番組に取り上げてもらうよう、働きかける

自分の過去のページで思いつく限り取り上げています。認知度を加速度的に上げていって、そもそもの問題点を皆に知ってもらう、で呼びかけてもらうようにできれば、と思っています。



他にもあったら是非教えていただきたい、と思います。

今回、確かに熱くなっている自分がいるわけですが、音楽鎖国、を考えたら本当に今やらなければまずいよ!って思うんです。
で、ココで書いてあるのですが、

正論を恥ずかしがっちゃいけないね

(yoshikiさん、拝見させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます)


本当にそうなんですよね。正論言うのが格好悪く、冷ややかな目で見られて、結局言わぬが花の論調になったらいけないな、と。

メジャーの動向、というよりは…


評論家の高橋健太郎氏のブログで、高橋氏自らが

下のソニーの奇妙なキャンペーン

として取り上げていました。


「Musicology」輸入盤オリジナルキャンペーン

(以下はアンケートより抜粋)


【個人情報について】
応募時に御登録頂きました諸項目は弊社マーケティング調査のために活用させていただきます。調査がおわりしだいすべてのデータはすみやかに削除いたします。


CDパッケージに印字されているバーコード左から三桁をご入力下さい。


Q8:今回、国内盤ではなく輸入盤を選んでご購入頂いた理由は何ですか?
・安かったから
・発売日が早かったから
・日本語表記がなくカッコいいから
・いつも購入する店では輸入盤の取扱量が多いから
・輸入盤オリジナル施策に興味があったから
・その他


Q9:あなたが洋楽CDを買われる場合、輸入盤と国内盤ではどちらを選びますか?
・国内盤があれば国内盤を買うことが多い
・輸入盤があれば輸入盤を買うことが多い
・商品ごとの条件や気分で買い分けている
・その他


正直、本当に奇妙な気持ちになってしまいました。



まず、事の経緯を分かる限り説明しますと…

今回の件に関しては、ソニーの試みというものは充分に評価できるものだと思います。Prince自身が有料配信を積極的に行ってきて、その意向をソニーが汲んだのかもしれません。今後日本でも有料配信という方法がCDにもしかしたら取って代わるものかもしれません。

ところが、有料配信の価格、1680円を他のレコード店で売られている価格と比較すると…


実際には有料配信よりも安く、国内盤が出る1ヶ月も前から輸入盤は販売されているのです。

電撃移籍であったため、輸入盤と同時期のリリースが難しかった、と考えることもできそうですが、ならば配信価格をもっと下げるとか国内盤(別パッケージになる模様)をもっと早い時期にリリースさせるとかはできたのではないでしょうか。
(というと、価格を安くとかいう企業努力を問うことになり、これって著作権法改正案の反対意見と同じベクトルかもしれません)

質問内容からなのですが、「輸入盤オリジナル施策」とか「バーコード左から三桁をご入力」とか。
この文字がどうしても自分の中でのメジャーレーベル不信や不穏な空気を増幅させています。

勿論、国内盤と輸入盤を買い分けるのはどうして?と比較し分析するのはマーケティングの理論上当然でしょうが、なぜ今、この時期に?という疑問が拭いきれないのです。



それと、もうひとつ。

フリーペーパー「3日刊 Sony Music Fes. 2004」でのコメント


5/7〜9に渋谷で開催されたイベントを記載したフリーペーパーです。アーティストの方々、イベントお疲れ様でした。
ただ…私見で申し訳ないのですが、レーベルゲートを出してCD規格外を堂々と与えたり、メジャーレーベルとして上記の件や輸入盤CD規制に積極的に関わる姿勢をするレーベルがあれば、そのレーベル不信感が、結構な確率で所属アーティストの不信→不買にもなってきているのかな、と思います。あくまで私見です。


そのフリーペーパーのP3に記載された、「CONNECTEDと私」*1での、SMER企画制作部チーフ・プロデューサー、板尾宏幸氏の発言です。


(以下、抜粋)

100万枚セールスを構成するユーザーのひとりと、3000枚セールスを構成するユーザーのひとりは、我々にとっては同じ重要性を持つのです。


この発言内容はコネクテッドCDに関するものですので、今自分が取り上げることと直接には関わらないとはいえ。
ただ、輸入盤規制でマイナーな作品がとりわけ被害に遭うことが容易に考えられる中、レコード会社の関係者がマイナー作品をきちんと「重要視」してくれる、というこの発言の真意は…

正直、複雑すぎます。

*1:コネクテッドCDに関する記事として書かれたもの