facethemusic (過去ログ)

20040421-20070301。音楽問題を中心に記載したはてなダイアリー、【facethemusic】の移行、その記録。

メモというかお願い

5/6 20時からのJ-WAVE「JAM THE WORLD」にて、高橋健太郎さんが出演し、5/4のシンポジウムの内容等を話すということです。
番組の特性上、15MINUTESというコーナーでの出演かと思われます。ちなみにもう一方のTBSラジオ「ストリーム」には既に出演済です(5/5←聴かれた方いらっしゃいますか)。
遠方の方でスカパーがある方いらっしゃったら是非Digital J-WAVEで。勿論関東圏の方もよろしくお願いします。


以下、吐露です。
こんなことを書くのも野暮かもしれないけど、この法案って成立して来年1月1日からの施行となる可能性が極めて高くて、審議に取るに足らない法案として「無知な」政治家が賛成に回るのは見えている、と思うのですが。

でも、今の政治家は「無知な」人間だ、という色眼鏡を与えているのは自分も含めた世論だと思うんですよね。今の政治家はその無知の集まりで結局法案は通るのだからアキラメナサイなる風潮が世間一般に浸透した結果、現在の無知な政権の維持と諦めの投影たる投票率が誕生したんだろう、と。
でもこれって違うんですよね絶対。今回の審議が自分にとりわけ関わることで、そこではじめて分かったというのもあるんだけど、結局多くの人がその事実を知ってその現状を改善しようとする気質が出てこないと、そして極端な話デモでも署名でも起こさないとドンドン政治が逆に世論の非盛り上がり感を衝いて世間に無益(どころかマイナス)の国策を挙げまくるわけですよね。年金だって矛盾点や社会保険庁の使い込みとかTVタックルでもワイドショーでも出まくってるのに極端な運動も世論から浮かび上がってこないんですね。
なのでメディアが真実をきちんとしたかたちで伝えるという前提の中、世間の不利益(しかも今回の輸入盤禁止の件では日米租税条約の7/1施行で日本の国益はむしろ減るわけで)を、これはいけないとして世間が政治に訴えるというアクションを取らないと今後いろんな面において日本は死にますね。政治家が無知というわけでは(だけでは)なく、世間が無気力という認識の下に、今後のいろんな不利益にアクションを起こさないと。自分は過激な論者ではないけど、そういう普通の意見も後ろ指差される世間の論調の麻痺さ加減に辟易している場合ではないのですよね。

正直なところ一番早いのは政権の交代だと思いながら、党首と前党首が年金未納の民主党に票を投じるのは許しがたいことだけど、そうするより先に未来がない気もしてきました。
多少話が飛躍するようで申し訳ありません。

輸入盤が禁止されればココのメリットも減るのですが

ブラックミュージックファン御用達雑誌"bmr(black music review)"で活躍されている方々によるサイト、その名もBLACKMUSICFAN.NET 見てて楽しいし、為になるし、情報が当然ながら早いです。最近はBBSもできましたのでより生の意見が反映されやすいと思います。
残念なのはレコード会社・外資レコード店・インディレコードの雄等が大挙関わっているのにも関わらず、まるで緘口令のように輸入権問題が話されていないことなんですよね。R&Bがないと生きていけない自分にとっては今回の問題は死活問題なのだから、このページを作っている人たちも同じような危機感を抱えているはずなのに何にも意思表示してくれないことに、怒りや脱力感以上に、「レコード会社からの何らかの圧力」を感じずにはいられないですね。純粋にbmrもこのサイトも好きなだけに、いろいろな意味で残念です。

最新のRadio&Records Pop Chart 2004/05/07付

(●は赤丸、()内は前週の順位、アーティスト名/曲名の順にて表示、数字はオンエア回数)

  1. ( 2)Maroon 5/This Love 8794
  2. ( 1)Usher feat. Ludacris & Lil' Jon/Yeah 8618
  3. ( 5)●Hoobastank/The Reason 7161
  4. ( 3)●D12 feat. Eminem/My Band 7079
  5. ( 7)●Beyonce/Naughty Girl 6673
  6. (10)●Mario Winans feat. Enya & P.Diddy/I Don't Wanna Know 6037
  7. ( 6)Evanescence/My Immortal 5715
  8. ( 8)J-Kwon/Tipsy 5621
  9. ( 4)Britney Spears/Toxic 5553
  10. (13)●Usher Burn 5036
  11. (11)●Jessica Simpson/Take My Breath Away 4863
  12. ( 9)Jessica Simpson/With You 4647
  13. (15)●Black Eyed Peas/Hey Mama 4169
  14. (16)●Avril Lavigne/Don't Tell Me 3905
  15. (12)Chingy/One Call Away 3480
  16. (18)Linkin Park/Numb 3370
  17. (19)Nickelback/Someday 3349
  18. (17)OutKast/The Way You Move 3331
  19. (21)●Blink-182/I Miss You 3325
  20. (14)Cassidy feat. R.Kelly/Hotel 3128


下に挙げるとキリがないので割愛したのですが、今週は21〜50位に赤丸21曲ですから、来週以降の入れ替えにも注目です。特にMis-teeqとChristina Milianの上昇度合が凄いので、先にヒット性を感知した日本市場は凄いいいセンスだと自負できますね(だからこそ輸入盤が…という話になるのですが、その辺りは上記と過去の日記を参照してください)。

Billboardではアルバムが僅差で1位と2位だったUsher(の新曲"Burn")とMario Winansがこぞってエアプレイで勢いを増している中、そのUsherの"Yeah!"を僅差で破ったのがMaroon5"This Love"。ただ赤丸が1位2位共に消えているのでどうなるでしょう。今日のとくダネ!のオープニングトークで小倉さんが「日本で50万枚突破」(でも多分プレスとしてか出荷枚数でしょう)紹介していたD12が順当に上がっているので来週は上位混戦模様。ちなみにとくダネ!でのD12紹介の件、クリップでのJanet&Justin事件のパロディも紹介されてたけど、小倉さんはジャネット・マイケルとかわけの分からない名前を出していてこの辺に弱いのを露呈していましたが。いや逆に映画マニアの小倉さんの心をくすぐらせるくらいEminemの力は大きいのでしょうね。

後でD12関連がみつかりました→ココ
字幕つきなのは面白いと思いますね。ただ、今更Janetの事件(事故と信じたい)を宴会芸にしようとする考え(記事より)品性の無さには失笑を禁じえないですね。非難じゃなくて、卑下でしょそれは。

14位に上昇中のAvril、来週5/14のミュージックステーションに出演決定です!来日は前から決まっていたことだけど、素直に今回の出演は喜ばしいです。

巨人戦開幕1カ月…平均視聴率最低の15%


人の悪口を書くような腐った人間にはなりたくはないのですが、それでも今の野球の魅力を亡くした(失くした、ではない)張本人こそ渡辺オーナーであることに異論はないと思うのです。
彼の政策はおそらく「巨人を強くして視聴率をアップ」だと思うのですが、ニューヨークヤンキースと同じことをやっても日本人には魅力がないと思うし、勝つのは当然としても拮抗した試合で勝つことの楽しさの方が日本人にはありがたいと思われるのですが。
その点においては5/5付で6球団が2ゲーム以内に入っている今のセリーグなんて、正直魅力満点なのですが、ここに渡辺オーナーの顔がちらりと浮かぶだけでも観る気が失せ気持ち悪くなってしまうのです。昔ジャイアンツファンだった人間にとっては、ジャイアンツは悪くないし他球団も頑張っている、渡辺オーナーの存在が野球を殺しているのだ、と思って仕方ありません。今でも野球ニュースがジャンル別で一番の取り上げ方を(以前よりは減ったとはいえ)維持しているだけに。
元木選手のトレードなどもささやかれていて、そうなればなるほどひとりの人間の嫌らしさやエゴが露出するものの汚さに、悲しみを覚えて仕方ありません。

Oriconシングルチャート(2004/05/10付)

(リンク先は水曜に最新チャートに代わります)
(数字は売上枚数、(N)は初登場、(↑)はランクアップ、(↓)はランクダウン、(−)は先週と変わらず)

  1. (−)誰かの願いが叶うころ/宇多田ヒカル 82,564
  2. (N)瞳をとじて/平井堅 77,243
  3. (N)かばん/aiko 64,652
  4. (↓)涙/ケツメイシ 36,906
  5. (↓)彩〜Aja〜/サザンオールスターズ 34,336
  6. (N)Dream×Dream/愛内里菜 29,905
  7. (N)GO!!!/FLOW 25,230
  8. (N)サウンド・オブ・ミュージック/奥田民生 15,870
  9. (−)Moments/浜崎あゆみ 15,430
  10. (↓)1000000 MONSTERS ATTACK/SOUL'd OUT 15,071
  11. (↓)アルエ/BUMP OF CHICKEN 14,808
  12. (N)優しい歌が歌えない/槇原敬之 13,046
  13. (−)全てが僕の力になる!/くず 11,721
  14. (−)生きとし生ける物へ/森山直太朗 11,383
  15. (−)さくらんぼ/大塚愛 11,359
  16. (↓)マスカラまつげ/はじまりのla/DREAMS COME TRUE 10,952
  17. (↓)釧路湿原/水森かおり 10,910
  18. (N)レールのない空へ/DEEN 9,819
  19. (↓)Old Fashioned Love Song/RAG FAIR 9,779
  20. (N)Dreaming on the Radio(初回生産完全限定盤)/越前リョーマ(CV:皆川純子) 9,193


平井堅aikoは1位を取れず…GWを考えればCD売上の上昇に繋がると見てたのですが、そこまでではなかったですね。ちなみに両氏ともフジテレビ>「僕らの音楽」の直近の出演者です。何気に、地上波であのような音楽番組を観れるのは嬉しい限り(究極の音楽番組、という高みかもしれません。言いすぎでしょうか)。
初登場は他に槇原敬之東芝EMI移籍第一弾。Top10は逃しました。曲は好きです。彼らしいポップさとまるで自分のことを歌われているような内省的(そしてそれを見つめて前向きに生きようとする)歌詞、の見事な融合。ちなみに最近のEMI動向から外れたNon-CCCD仕様なのが嬉しい限りで、槇原氏が結構この移籍でいい位置にいるのかな?と勝手に勘繰っています(CD-EXTRA仕様。レコーディングの模様を公開しています)。

さて。今週は、先週のTop10初登場曲の2週目の販売動向をチェックしてみます。
(%は売上減少率)


勿論、タイアップやタイアップ元の影響度・認知度、対象時期のメディア露出度も売上減少率に大きく関わってくるのでまとめにくいのですが。
これまで自分の認識として、アイドル・アニメ系は減少率が高いと思ってたので、その上ではRAG FAIRの世間への認識は実力よりアイドルとしての人気なのかな、と。ネプチューンの番組で一躍有名になってからその意識がまだ世間では高いのでしょう。最近では近田春夫氏も特にソングライト面で高く評価している点、また雨後のたけのこ状態だったヴォーカルグループがほぼ残らなくなっていったことを考えれば彼らは認められた実力派といえなくもないでしょう。が、この状況を見ればまだ実力派としての認知に乏しいようです。ミニモニはラストシングル効果なのでしょうか。

一方でHip-Hop系の人気の高さを改めて認識した結果ともなっています。特にSOUL'd OUT。Mステ効果ですかね。彼らは1stアルバムを20万枚以上売っていて(いわゆる和製R&Bの売出しがソニー系は強いのですが…一方で今週初登場のSoulheadのアルバムは5万枚台。和製R&Bでは突出したレベルだと思っていたのでビックリです。売れない理由はレーベルゲートでしょうけど)、更にその勢いを加速させていますね。無論レーベルゲートなのですが、彼らは一聴してそれと分かる強力なフックと離れない声を武器にしていて、惹きつけ度合いからすればEminemとかに似た感覚はあります。個人的にあの声は苦手なんですけど(ごめんなさい)。